イタリア料理がかなりポピュラーになってきて、日本語でも「ラグー」と使われるようになってきましたね。ラグー、はい、いわゆるミートソースを指します。ボローニャの郷土料理であることあら、ボロニェーゼと呼ばれることもありますね。とにかくラグーは大人から子供まで大人気の、イタリアでも定番中の定番のパスタソース。でも、実はラグーはミートソースだけじゃないんです・・・?そんな変わり種?ラグーを4つ紹介したいと思います。
ラグー・ビアンコ
ラグー・ビアンコと定番のラグーとの違いは
- 赤ワインでなく白ワインを使う
- トマトを加えない
ボンゴレでもボンゴレ・ロッソ(トマトソース)とボンゴレ・ビアンコ(トマトソースなし)があるようにピッツァにもピッツァ・ビアンカ(トマトソースなし)があるように、ラグーにもビアンコがあるってわけです。
ラグー・フィント
フィント=フェイク、偽物の意味で、「偽物ラグー」・・・それはいったい?はい、肉なしで、あたかも肉のように見える粒々は香味野菜(玉ねぎ、にんじん、セロリ)!基本のラグーの肉なしバージョンです。うちは大の偏食家の次男向けに良く作りますが、一般的なラグー・フィントよりも香味野菜のみじん切りが細かめ。これより大きいと野菜感が出て食べてくれない危険性も・・・母はだましだまし食べさせるのに苦労しております(滝汗)。これだとどちらかというと野菜入りトマトソース感が強いですが、いずれにしても香味野菜のうまみタップリ!ベジタリアンの方やダイエット中の方にもおすすめのラグーです。
海の幸のラグー
基本的に「○○のラグー」となった場合、素材の○○を細かく切って、ひき肉の代わりに入っている料理になります。私が初めて肉以外のラグーを食べたのは、2007年のサルデニアのレストランにて。サルデニアのパスタである「ニョッケッティ・サルディ(サルデニア風ニョッキ=形がニョッキに似てるだけで普通のパスタです)」に、ムール貝、ボンゴレ、タコやエビを細かく刻んだソースがとっても美味しかった!・・・という訳で、
中に入れるものが変わったり、単品になったりしますが(笑)、我が家でもたまに作ります。これはタコだけのタコのラグー。タコ好きな息子たちの人気のメニューです。
キノコのラグー
これも「海の幸のラグー」と同じく、きのこを細かく切ってひき肉のかわりに入れたもの。これはシャンピニオンというキノコの単品ですが、いろんなキノコを混ぜるともっと味わい深くなって美味しいはず!日本に比べると市販のキノコの種類が少ない&高いですが、今年の秋はいろいろ混ぜてみようかな~。
皆さんは、どの「ラグー」が食べてみたいですか?
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