タイトルに「日本語教育」と書いてますが、1つお断りを。
私は教育というほどのことほとんどはしていません。「せめて自分の息子たちとは母国語で会話したい、日本に行った時に家族と会話できるように、困ることがない程度の日常会話ができるレベルに」という思いと、「拒絶されないように、日本語の勉強をできるだけ強要しない」という思いで続けてきました。続ける、と言っても
- 私は日本語でしか話さない
- フィレンツェの日本語教室に週1回通わせ、その宿題だけはやる
- 日本帰省時に1か月現地の学校に通わせ、その宿題だけはやる(2019年でそれも途絶えてしまったけれど・号泣)
だけです。
公文など通信教材でお母さんご自身が教えていたり、家庭教師をつけていたり、すっごい方は他にもたくさんいますが、私の経験談として読んでいただけると幸いです。
私のイタリア×日本人のハーフの息子たちも、この4月からは日本の高校1年生と中学1年生になります。上記のフィレンツェの日本語学校についても、長男は3年前に、そして次男はこの3月で小学部を卒業し、「勉強」という形の日本語教育は全くなくなります。
それでも、いま改めて思うのは、一番大事なのは
- 100%やめてしまわないこと
- どれだけ微々たることでも継続し、息を長く続けること
これは、最近の長男を見て改めて思ったことです。
日本語教室卒業の3年前に心配していた長男の日本語ですが、「お母さんとはずっと日本語でしゃべるから大丈夫やで」と言っていた通り、3年経った今でも私とは日本語でしゃべります。もちろん細かいことを説明するときは単語がイタリア語になることもあるけど、なんとか日本語を使おうと意識しているのが嬉しい・・・母は同じように日本語でしゃべり続けても、すっかりイタリア語メインになってしまった次男とは雲泥の差(苦笑)。そして日本のアニメを日本語で見るようになっただけでなく、
昨年にクリスマスプレゼントでもらったお金で「鬼滅の刃の漫画買いたい」と。どうせなら日本語の買ったら?と勧めたら、最初は迷っていたものの、日本語を購入!
※イタリアの普通の書店にはイタリア語版しかありませんが、フィレンツェのイタリア書房では在庫なくても日本語版を取り寄せてくれます!
そしてその漫画の中で意味が分からないことを聞いてきたりするので、漫画を通じて日本語の勉強にも。日本語教室をやめて3年、コロナで日本に行けなくなって2年半・・・日本語教室に行っている最中からイヤイヤの時期もあったし、今でも「勉強」という形はしていないけれど、こうして日本語にかかわってくれるのは何とも嬉しいことだし、これから先も何かがきっかけでまた勉強も始めるかも?と淡い期待も。
そして兄とは違って全くの無関心な次男は・・・日本語教室をやめたら、私から聞く以外は日本語とは関りがなくなってしまうと思いきや、どうも一番の仲良し君が日本語を学びたいらしく、金曜は子の家に行って次男が教えているらしい・・・自分の日本語の宿題は放置して、人に教えるんかい!!と母は突っ込みましたが、たとえ「エエかっこしい」が目的でも、日本語とかかわるのならそれもまたいいこと。近年ますます日本好きが多くなってきて、日本語話せる=かっこいい、この図式は次男にはぴったり?の日本語をやる目的になりそうです。
【AMAZON KINDLEより、5冊の電子書籍を発行】
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
いずれも読み放題に入っています!