日曜にバスが乗れる幸せ、普通に切符が変える幸せ

先月の話になりますが、イタリア北東部のトレンティーノ・アルトアディジェ州、その中でも北部にあるボルツァーノ県の2つの村を訪れました。2つとも電車で行けるところだったのですが、2つ目の村は郊外のブドウ畑にある教会が見たくて・・・でも駅から村までが歩いて20分強、そこから教会までさらに歩いて30分強・・・さすがに1時間は辛い。駅からのバスに乗ると最寄りバス停から徒歩20分。しかし!その村に行くのは日曜日。これは無理か・・・というのも、トスカーナや他州でも田舎エリアでバス運行があるのは、サン・ジミニャーノとかグレーヴェ・イン・キアンティとか観光路線のみなんです。しかし!ボルツァーノ県では目立った観光地ではないはずのこの村でも割と頻繁に運行があるではないですか!運転手さんに聞いてみると、「通勤通学用の運行以外は平日と同じ運行」だそうなのです~「乗客ゼロのことも多くて寂しい」と言って私とおしゃべりしてましたが、とにかく素晴らしい💛

そしてもう1つの問題が、切符!!
平日ならば駅前や村の中のバールやタバッキに売ってますが、グーグルマップを見る限り、駅前にはお店がないし村も遠い(駅前からバスに乗る意味がない)し、そもそも日曜で開いてるか?という疑問も。少なくともトスカーナでは運転手からは買えないし・・・と運行会社のサイトで調べることに。すると!県内数か所の駅を除き、すべての駅構内に自動販売機が完備されているではないですか!そして自動販売機がない駅から乗る人は、運転手から同価格で購入ができるそう(フィレンツェ市バスとか運転手から買うと値段が上がる・・・たとえ切符売ってるところが切らしていたりしても!!)。

こうして無事に目的地に到着。逆光や電線、そしてネットで見た写真のようにブドウ畑に葉がなかったので理想の写真は撮れなかったけれど、やっぱり素敵な場所でした~行ってよかった!帰りは村まで20分ほど歩いたけど、下りだったこともあって楽ちんでした。

しかし、やっぱ、ボルツァーノ県すごいわーーー!!やはりメンタルがイタリア人でない、というオーガナイズさです。イタリア語は通じるけれど地元民はほぼドイツ語だし、雰囲気も外国だし、こういう些細なことにもイタリアらしからぬことが満載だったのでした(笑)。

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