東海教育研究所の出版部門・かもめの本棚さんのオンラインサイトでの「イタリアの最も美しい村(I Borghi piu’ belli)」についての連載。トスカーナとトスカーナ以外を交互に紹介していますが、今回ははギューーーンと北へ・・・トレンティーノ・アルト・アディジェ州の中でも北に位置するヴィピテーノです。
イタリア在住の方は、地名というよりもヨーグルトを連想しちゃうかも?ヴィピテーノは、老舗の乳製品メーカーもある山に囲まれた美しい村。そしてほんの100年前まではオーストリアだったので、その町並みはイタリアじゃないみたい&公用語はイタリア語とドイツ語(少数であるけれどラディン語も)で、ドイツ語話者は人口の7割にも及ぶそうです。
TOP写真はメーンストリートで、南北に長い村を一直線に通っています。ご覧のようにカラフルな建物に独特な出窓、白で縁取りと酢食された建具、煌びやかな看板など、「イタリアっぽくない」のは一目瞭然。そして道路標識なお店の看板も、2か国語表示(ほとんどがドイツ語を上に!)か、ドイツ語だけなので、本当にイタリアではないみたいなのです。
ヴィピテーノには2018~2019年の年越しスキーバカンスで近くの保養所に滞在していたため、有名なクリスマスマーケットに行ったのが最初。つまり夜にちょこっと歩いただけだったので、今回3月の末に再訪した時は昼間の風景、そして1泊もしたので、全ての時間帯の風景や教会などの観光名所、そしてグルメも堪能しました!残念だったのは周辺にあるお城がクローズで見学できなかったこと・・・次回はレンタル自転車したり、村のはずれすぐから出ているリフトでトレッキングに行ったり、いろんなアクティビティもしてみたいな。
ちなみに今回宿泊したのはこちら、ホテル・モンドシェン。写真はないんですが、メインストリートの裏手にあり、便利な立地のシンプルな大き目ホテルです。特に車で来る方は大きな駐車場があるので便利だと思います!
ヴィピテーノはイタリアほぼ最北端の村ですが、フィレンツェからはフレッチャロッサでボルツァーノ乗り換えで5時間前後。駅から10分ほどで旧市街に行くことができるので、車がなくとも行ける小さな村としてもポイント高し!そして県都であるボルツァーノ、ここも駅から旧市街はほんとすぐ!なので、乗り換え時間が1時間弱でも簡単にメーンの広場などちょっとした旧市街散策が楽しめますよ。
またかもめの本棚オンラインでは、本に書ききれなかった郷土料理の連載も。
イタリアの美しい村の小さなごちそう 第3回ヴィピテーノのカネーデルリ
こちらも合わせてご覧くださいね。
この村を含む、かもめの本棚さんでの「イタリアの最も美しい村」の記事は、2022年10月に本で出版されました!
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
いずれも読み放題に入っています!
