15日間のスペイン・アンダルシア周遊から帰ってきました!
コロナもあり、日本以外では5年前のギリシャ以来の海外旅行でしたが、とても充実した旅行でした。書きたいことはたくさんあるのですが、真っ先にお伝えしたいのはコレ!
ヨーロッパでオーバーブッキング、キャンセル、遅延が出たら賠償金が請求できます!
手続きは航空会社に寄りますが、結構簡単で、条件が合致していれば数日で賠償金が支払われます!
それは、2004年に発令されたEU条項261条「欧州内の旅客の権利(CE 261/2004)」。賠償金請求の対象となるのは、
- 往復がEU圏の全てのフライト
- EU圏発の全てのフライト
- EU圏外からEU圏へ到着の場合は、EU圏に本拠地を置く航空会社のフライト
で、
- 出発日から14日前より後のキャンセルは最大600ユーロの賠償金。航空会社から提示された代替えフライトに搭乗しなかった場合はフライト料金の返金も請求可能
- (オーバーブッキングなどで)搭乗拒否された後に航空会社から提案された代替えフライトが3時間以上遅延して到着した場合は最大600ユーロの賠償金。
- 天候不良など航空会社がどうにもできない原因以外、つまり運営不良や機体不備などの原因で到着が3時間以上遅延した場合は、フライト距離などによって賠償金額が違います。
250ユーロ = 1500㎞と同等またはそれ以下の全てのフライト
400ユーロ = EU内で1500㎞以上の全てのフライト
400ユーロ = EUに本拠地を置く航空会社のフライトで1500㎞以上~3500㎞までの全てのフライト
600ユーロ = 3500㎞以上の全てのフライト(4時間以下の遅延の場合は300ユーロになる場合も)
細かい距離や遅延時間、このフライトも対象になるの?が分からなければ、ダメ元でとりあえず申請すればよいと思います。申請はネット上で名前や予約ナンバーと該当フライト便ナンバー、支払先の銀行情報などの少ない項目を入れるだけと簡単で(航空会社によって違うかもしれませんが)、対象になるかどうかは航空会社が判断してくれるでしょう。利用した航空会社のサイト内検索で「EU261」または「CE261/2004」と入れれば、申請フォームのリンクが出てくるはずです。
そして気になる申請期限ですが・・・なんと問題のあった該当フライトから2年以内!!
もし過去に経験があって申請してなかったのなら、ぜひ申請してください。
私たちはのケースは・・・
今回の旅行は、ヨーロッパLCCの最大手・Rynair でボローニャ ✈ マラガで、なんと5時間以上の遅延となりました。先にSMSやアプリから遅延の情報が入るのに発着ボードには更新されず、が続いてヤキモキしたし、ゲート前がとても狭くて人・人・人で混み混み・・・17時45分出発予定が何度も延び延びになりランチがてら早めに空港に着いた私たちは9時間ほど空港で過ごすことに。夕食もここで取らざるを得なかったのですが、Rynair から支給されたのはゲート前のレストランでの1人あたりたった4ユーロのクーポンだけ・・・4ユーロで何食べるっちゅうねん! かつ利用者も多くダンナは座らずに立ってパスタを食べる羽目に!!(あとで調べたら・・・遅延を待っている最中の食費なども請求できるそうです)
結局、出発は23時頃。到着は5時間以上遅延の深夜2時頃でがらんとしたマラガ空港に着いたわけですが、開いていたRynair のカウンターに寄る人は私たちの前に2人、後は特に見てませんが、請求についての説明書きをもらいに行く人はほとんどいませんでした。勿体ない!(もしかしたらすでに賠償請求経験ありで、ネット上で申請したのかもしれませんが)。私たちは書類に書いてあったリンクにアクセスし、移動なく1か所日落ち着いた2日後にネット上で申請を行いました。
結局、400ユーロ = EU内で1500㎞以上の全てのフライト に該当し、4人分で合計1600ユーロが振り込まれました。振り込みは銀行口座振り込みで、営業日で10日以内に振り込まれるということでしたが、実際は申請から5日ほど、と超スピーディ! 行きの日は疲れまくったけど、家族4人分の往復フライトと宿泊の8割がタダになったのはめちゃくちゃ嬉しい💛
帰りはマラガ空港がバカでかく、便数も多いせいか荷物預けに長蛇の列! フライト自体は数分の遅れで予定時間ほぼきっかりに着いたので、良くも悪くも行きの二の舞にはなりませんでした(ちょっと残念!笑)。
私も今回の一件でこのEU261の存在を知ったので、今後もフライトトラブルがあればすぐに対処できそうです! 皆さんもぜひ!(トラブルないのが一番ですけど💦)
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
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