イタリアでスポーツ観戦と言えば、一番人気はやはりサッカーでしょう。その他、F1や MotoGPなどのモータースポーツ、伝統のチクリズモなど・・・いやいや、それだけではありません! この2年、ナショナルチームは国際戦で男女とも全カテゴリーで表彰台、とレベルの高いバレーボールは、世界中の一流選手が集まるクラブのリーグ戦も「世界最高峰リーグ」と称されるほど。そして日本代表の石川祐希選手と高橋藍選手、そして今年からレンタル移籍の谷口渉選手、さらに石川真佑選手もイタリアでプレイするとあって、日本から日本人選手を見に現地観戦に来る方も増えました。
これから現地観戦に行ってみたい!という方も多いと思いますので、この記事では日本人在籍クラブチームの試合のチケット購入方法、会場へのアクセスなどをまとめました。チケット購入代行やアテンド、グッズ購入代行などのご希望があれば、お問い合わせくださいませ。
今季のレギュラーシーズンは 2023年10月21日~(男子)、10月8日~(女子)の予定。具体的な試合カレンダーは、
男子: Lega Pallavolo Serie A の公式サイト、日本語ならこちらで見られます。
女子: Lega Volley Femminile の公式サイト、日本語ならこちらで見られます。
※日が近くなってからの試合日程や会場の変更も」ありますので、旅行計画は余裕をもって組んだ方がベターです。
パワーバレーミラノ(石川祐希選手)Power Volley Milano
クラブサイトの冒頭が石川選手の写真、と、まさに名実ともに「クラブの顔」となった石川選手!
ミラノは観光やビジネスで行く日本人の方も多くて行きやすいだけに、良くも悪くも日本人観客の数もとてつもなく多いです。
【チケット購入】
オンラインサイト Mida Ticket
※原則、試合の15日前から発売開始(例外あり)
席の種類や価格は下記参照ください。
※INTERO=一般、RIDOTTO=割引(子供や身体障碍者など)
※トップ・マッチ=トレント、チヴィタヌオーヴァ、ペルージャ、ピアチェンツァとの対戦は値段があがります
※A07, 09, 11エリアは試合が見えにくい席もあります。
※B03 はホームチームのファン、B11はアウェイチームのファンのエリアです。
【会場の行き方】
Allianz Cloud Milano
ミラノ中央駅からは地下鉄を乗り継ぎ、M1・M5線のLOTTO駅下車、徒歩約6分。
その他の注目選手
- マッテオ・ピアーノ:キャプテンのミドルブロッカー。元イタリア代表
- パオロ・ポッロ:若き司令塔のセッター。アンダーカテゴリーで世界大会ベストセッターにも選出
- マテイ・カジスキ:39歳の今もトップ選手のバレー界の鉄人。昨シーズンはトレントのキャプテンで優勝に導き、自身もMVPに
- アグスティン・ロセル:アルゼンチン代表のミドルブロッカー
ヴェーロ・バレー・モンツァ(高橋藍選手) Vero Volley Monza
さすがに今のところは藍ちゃんの写真はないですが、シーズン始まったらいろいろでてくるでしょう! ちなみにここは女子もチームがあるのですが、女子での呼び名は「ミラノ」・・・きっと女子ではミラノのチームがなくて隣町なことからメジャーな町名のミラノを使っているんでしょうが、男子のモンツァと同じ組織です。ちなみに女子はとても強く、イタリアナショナルチーム代表(シッラ、エゴヌ、オッロ、パッロッキアーレ)ぞろい。
【チケット購入】
オンラインサイト Vivaticket
※原則、試合の15日前から発売開始(例外あり)
席の種類や価格は下記参照ください。
※INTERO=一般、RIDOTTO=割引(16歳未満、66歳以上、大学生)
※料金は一番高いトリブーナ・ロッサが 24,72ユーロ(対戦相手によります)。ベンチはOVEST側になります。
【会場の行き方】
Arena di Monza
日曜の場合、モンツァ駅前のバスターミナルからバスZ321またはZ211に乗りますが、最寄りバス停からも20分前後歩きます。ただし駅から徒歩だと50分かかるので、やはりバス乗車かタクシーがベターです。
その他の注目選手
- ジャンルーカ・ガラッシ:イタリアナショナルチームのミドルブロッカーで、優勝したワールドカップでベストミドルにも選出
- フェルナンド・クレリン(カチョパ):ブラジルナショナルチームのセッター
- ステファン・マー:カナダナショナルチームのエース
パッラヴォ―ロ・パドヴァ(谷口渉選手) Pallavolo Padova
かつて石川選手も、昨シーズンは高橋選手も在籍していたパドヴァ。若手育成に熱心なチームとしても知られています。今年はレンタル移籍となった谷口選手が在籍する東京グレートベアーズと3年間の戦略的クラブパートナーシップ契約を結んでいます。
【チケット購入】
オンラインサイト Vivaticket
席の種類や価格は下記参照ください。
【会場の行き方】
Kioene Arena
パドヴァ駅前のバス停からバスUT10,または駅より東側のバスターミナルより041などを使い、バスと徒歩で約20分。駅前にはタクシーもあるので、タクシーでも(約15分)
アッズーッラ・バレー・フィレンツェ(石川真佑選手) Azzurra Volley Firenze
正式名称はアッズーッラ・バレー・フィレンツェですが、日本でも有名なレザーバッグのブランドでスポンサーであるイル・ビゾンテ、と呼ばれることが多いです。昨季はあまり成績が良くなかったですが、今年はぜひ頑張って欲しい!
【チケット購入】
オンラインサイト Ticket One
※購入時に料金や席マップもでてきます
【会場の行き方】
Palazzo Wanny
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのトラム駅からT1(Villa costanza行き)に乗り、Federiga駅でバス9番、77番、78番などに乗り換え合計30~40分。車の方が早いので、タクシー乗車がベター(約15分)。
💜 私は何度か試合観戦に行きました!
対戦相手にも寄るかもしれませんが、アリーナ席も満席になることなく、間近で見られます。試合後は、声をかければ石川選手も写真撮影など気軽に受け付けてくれますよ。男子に比べると日本人観戦者は少ないので、フィレンツェ観光の際にはぜひ石川選手を応援に来てください!!
アウェイや他チームの試合観戦希望の方は・・・
上記の日本人在籍チームのホームゲームは日本人の観客も多いので、穴場はアウェイ、できたらビッグ4(トレント、ペルージャ、モデナ、チヴィタヌォーヴァ)以外の試合であれば日本人の観客はかなり少なく、試合後にお目当ての選手とふれあいやすいと思います。
そんな日本人選手在籍チームのアウェイや、別のチームや選手を応援してる方は、まずネット検索でイタリア語でチーム名を入れ、公式サイトへ。ほとんどのチームのサイトはイタリア語のみですが、サイトメニューの中の「Biglietteria」がチケット販売になります。そのままチケット販売代理店のサイトに行くか、そのページにチケット販売代理店のリンクがあります。
持ち物に注意!!
入場前に手荷物検査がある試合もあります。実は私もサッカーだけと信じ込んでいて、ペットボトル、水筒、タッパーなどは持ち込み禁止でした(食べ物飲み物が、というよりも、コートに投げ入れ防止のため)。アルミ箔やビニールに入った食べ物、パウチドリンクはOKです。持っていたら没収で、そのままカウンターに置かれるだけなので、帰りに返してもらえる保証はありません。中にバールがあるので飲み物や軽食は買えますが、時間によっては長蛇の列です。
※フィレンツェのイル・ビゾンテの試合では持ち物チェックはありませんでした。その他の会場、試合相手にもよるので、チケットの注意事項などを参照ください。
フィレンツェ Palazzo Wanny で女子バレー欧州杯準々決勝を観戦!
今年はフィレンツェが女子バレー欧州杯のベスト16、準々決勝の会場になったため、私も超久しぶりにリアル観戦に行ってきました! 上に書いたようにお行儀の悪いサッカー観戦だけのルールかと思いきや、バレーでも同様なのに水筒やタッパーに入れた食べ物を持って行き大失敗💦 時間があったので車に戻っておいてきました(アルミ箔にくるんだパニーノはセーフ!)。ちなみに1階席の高い方のチケットで1枚50ユーロちょいでしたが、サーブエリアの前あたりでよく見えました!
入口で透明のブレスレットを配布されて何かなーと思っていたら、会場の音楽に合わせて色が変わって一体感を盛り上げてくれます。一体感と言えば、席に置かれた国旗プレートも! この日は準々決勝でイタリア戦だったため、約4000人の満席ですごい熱気、フランス相手に快勝で盛り上がりまくりましたーーー!
👇 インスタ投稿には動画もありますので、この臨場感をお楽しみください💜
Visualizza questo post su Instagram
残念ながら、ブリュッセルに舞台を移した準決勝でトルコにタイブレークで敗退したイタリア。今日これから3位決定戦を力いっぱい応援します!
バレーボールで使うイタリア語を知りたい方はこちらの記事を参照ください。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
いずれも読み放題に入っています!
