フィレンツェ県の小さな村・ヴィンチ・・・ルネサンスの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの出身地としても有名なこの村で、近年有名になりつつイベントがあります。それがこの、「Festa dell’Unicorno = ユニコーン祭り」、2018年で14回目を迎えたお祭りで、イタリア最大のファンタジー系イベント。私個人の印象としては、イタリア最大のアニメ・漫画の祭典「ルッカ・コミックス」(私は行ったことないですが、イメージで)と、モンテリッジョーニの「中世祭り」を足したような感じ?
私たちは車で中日の土曜日の昼から行ったのですが、混んでるにせよ会場に入る旧市街へは徒歩圏内の近めの駐車場へ停められました。それ以外の遠い駐車場は、無料シャトルバスを利用することになります。
駐車場から、もうコスプレの人を発見!古代ローマコスプレ?ちゃんとしたコスプレは、入場チケットが割引になることもあり、とにかく見てるだけでも楽しいコスプレだらけでした。
その他のコスプレ写真は、下のギャラリーにも載せていますので、どうぞご覧くださいね。
さて、お祭りはどんなものかと言えば・・・旧市街が9つのテーマゾーンに分かれて、それぞれで催し、屋台、ワークショップなどが行われています。エリアはそれほど広くないですが、なんせ人がいっぱいで歩きにくい。時間がダブってるプログラムもあるので、入場時にもらうプログラム表で行きたいプログラムと場所をチェックして、効率よく周りたいものです。とか言いながら、息子たち優先だった私たちも見たいプログラムに間に合わなかったり、1つのプログラムを見終わった後にそのまま忘れてしまったり・・・
結局見たのは、最初のレゴパビリオン、そしてロード・オブ・ザ・リング?コスプレの結婚式、それからいろんなゾーンでやっていた剣の戦いトーナメント、
そしてそれに感化された次男が、お相手をしてくれるお兄さんを見つけてめった斬り(笑)
海賊コーナーでは、昔ながらの遊びをいろいろ・・・息子たちは3種類、私は輪投げ、ダンナはダーツ。景品はしょーもないもんが多かったのですが、なんかついついやってしまう面白さ。
最後に見とれてしまったのは、鷹のショー。経験の浅い1羽目は帰ってこなくなってしまいましたが、真打?のベテランの鷹はホントに賢くて指示に忠実に従い、子供たちの体験でも大活躍!観客もめちゃめちゃ多く、拍手喝さいでした。
イタリアでも多いアニメや漫画オタクにはたまらない?ガジェット屋台もズラリ・・・我が家はポケモンカードやハリポタグッズに目がいかないように誘導するのに必死でした💦 怪しい偽物っぽいのもあって笑えました。
ちなみに、コスプレの人は写真撮影してもらうのが喜びなので、声をかけたらもちろん、声をかけなくてもカメラを向けるとすすんでポーズやカメラ目線を決めてくれます(ヴェネツィアのカーニヴァルと同じ!)。あちこちで撮影会?のようなものに出会いましたが、こういうのを求めるカメラ小僧(おっさん)もたくさんいて、ウハウハで撮影していましたよ。
暑さで疲れたこともあって、私たちは18時すぎに退散しましたが、祭りの盛り上がりはそれからのようで、退場時には入場するためのスゴイ人が並んでいました。暑さも和らぐし、そして多くのコンサートなどの大型イベントは夜の方が多いからでしょう。エンポリ駅までの無料シャトルはイベント終了まで出ているので、少なくともヴィンチかエンポリに宿をとれば観光客の方でもお祭りを最後まで楽しめますよ♪
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
Festa dell’Unicorno
例年、7月第4週の金・土・日
チケットはBOX OFFICE窓口かオンライン、あるいは当日現地で購入。
大人・12ユーロ、11~16才・8ユーロ、10才以下無料。
真剣なコスプレで来場の場合、割引料金・8ユーロ。
【行き方】
フィレンツェ駅より直通電車でエンポリ駅まで約30分。お祭り開催中はエンポリ駅より無料シャトルバスが運行。電車については、こちらをご覧ください。