【ガイドにないフィレンツェの教会】 サンタ・マリア・マッダレーナ・デ・パッツィ教会

サンティ・ミケーレ・エ・ガエターノ教会サン・フレディアーノ教会に続く第3段の、ガイドにないフィレンツェの教会シリーズ。今回はなんだか長ーい名前の、旧市街でも少しはずれにある、サンタ・マリア・マッダレーナ・デ・パッツィ教会です。しかも、教会自体は普通の建物のような入口を抜けた奥にあるので、よほど気を付けないと教会だとは分かりません。私はたまたまこの道を通った時に、説明の立て看板を見て入って、この教会を知ることができました。

この中へ入ると柱廊に囲まれた真四角の小さな中庭があり、天気のいい日には格好の癒しスポットになっています。私が行った時はトスカーナはレッドゾーンでしたが、おそらく近所に住んでいる女性とそのお孫さんが、小さな花を摘んでなごんでいました。

教会の建設は1257年、当初はベネディクト派の教会でしたが、やがてシトー派、その後はカルメル会の修道院となり、1928年にはフランスのアゴスティーニ会のものとなります。現在見られる教会は1400年代後半の改修のもので、天井画は1660~70年に描かれたヤコポ・キアヴィステッリによる「聖女の功績」です。左右は3つづつの礼拝堂となっており、アーチ横にはこの教会を保護していた家紋が見られます。

入ってすぐの中庭、ファサード、そして中に入ってすぐは一見地味な教会ですが、主祭壇に近づくとその印象が一変するほどの豪華さ。それもそのはず、時代は1600年代後半のトスカーナ大公・コジモ3世の庇護下で進められたバロック式の祭壇のため、色とりどりの大理石、ブロンズ、金装飾、彫刻、とありとあらゆるものが「てんこ盛り」になっています。

しかし、この教会の本当の宝は、教会奥の司教座聖堂参事会室にあります。1493~96年に描かれた、ペルジーノの「十字架刑」。教会の中からは行くことができませんが、通常ならコロンナ通りの別の入口から見学することが可能だそうです。面白いのは、現在この部分は高等学校の内部となり、学校が開いている期間の火・木曜日 14.30 – 17.30に見学が可能だそうです。コロナの規制がなくなったら、ぜひ見に行ってみたいですね。

ギャラリー

 

基本情報

Chiesa di Santa Maria Maddalena de’ Pazzi
Borgo Pinti, 58

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