秋と言えば、やはり食(笑)。イタリアじゅう、そしてトスカーナも食に関するイベントやお祭りで大賑わいするのが秋です。その中でも、特に高価でかつ世界中の人が注目するのが「トリュフ」!トリュフ自体は、種類の差はあれど年中採れるものなのですが、なぜトリュフのイメージは秋?そしてなぜトリュフ祭りが11月に行われるのでしょうか?それは、「トリュフの王様」と呼ばれる白トリュフ・プレジャートが採れるから!しかもこのプレジャートって、イタリアとクロアチア・スロベニアだけしか採れないんですって!
さて、サンミニアートのお祭りに話を戻すと・・・例年11月の2・3・4週目の週末に行われ、毎年すごい賑わいを見せています。もちろんトリュフがメインなのですが、チーズ、サラミ、お菓子など、トリュフ以外の特産物もてんこ盛り!まさにイタリア料理好きや美味しいもん好きにはたまらないイベントなのです。バスで到着すると分かるように、旧市街が全て会場!まずはあちらこちらで配布されている地図をGETして、お目当てのエリアに足を運びましょう。とにかくトリュフ!!という方は、まずは旧市街の一番高い所にある、ドゥオモ広場へ!
このテントの中には、トリュフ業者が所狭しとブースを並べ、まさにトリュフ一色!こんな数の生のトリュフはなかなか見る古都さえできません!ちなみにTOP写真は2017年のこのお祭りで一番大きな白トリュフ、373g!この上の写真程度のトリュフで70ユーロ程度だったので、その10倍くらい?考えただけでも目が周りそう!
日本へは生は持って帰れませんが、さまざまな加工品もずらりと勢ぞろい。トリュフ入りオイル、トリュフ入りバター、トリュフソース、ペースト・・・そしてほとんどが試食させてくれるので、ガンガン試食してお気に入りをお土産に持って帰りましょう!
気を付けて頂きたいのは、お祭り当日に旧市街そして周辺のレストランに入るのはほぼ不可能。予約を入れるか、いちかばちかで開店(大方が12時か12時半)同時にすぐに入って聞いてみることです。私たちは試食でお腹いっぱいになったものの、生トリュフを味わうためにウロウロしましたが、屋台ではなかなか生トリュフは扱っておらず、半分あきらめかけたのですが・・・
ドゥオモ広場にあるバールが、生を出してくれるとのこと!出てきた瞬間からいい香りがもわ~!味は正直よく分からないですが、香りはやっぱり生トリュフならでは。
2017年はトリュフブースのテントの横に、イベントスペースとワインブーステントがありました。ソムリエさんも来ていて、ワイン好きの方はめちゃめちゃ盛り上がってましたよ。
トリュフ以外でも、トスカーナの、イタリア全土の特産市がズラ――――――っと並んでいて、とにかくテンションあがります!そして市のほうもすごい人が押し寄せる「売れるイベント」だけに、サービス精神がすごく大盤振る舞い?の試食させてくれます(嬉)。もちろん、気に入ったものはガッツリ購入しましょう~サンミニアートに来て、ウンブリアやシチリアの名産品なんかも買えちゃう、ある意味超お得?なお祭りです!トリュフが好きな方も、トリュフ自体は別に・・・という方も、「イタリアの食祭り」を目いっぱい楽しめますよ。
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基本情報
【行き方】
最寄り駅 San Miniato-Fucecchio はフィレンツェより直通電車で約40分、そこからバス290番で約15分。
バス290番の時刻表や路線図はこちら
「Download line timetable and map」をクリックすると時刻表がダウンロードできます。
トリュフ期間中、土日は特別運行がありますが、駅前発射の場合と駅から下りたマルコーニ広場から発車があるので注意。電車の乗り方については こちらを、バスの乗り方については こちら をご覧ください。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
いずれも読み放題に入っています!、