5月の前半は2の長男の息子の面談続き(教科ごとに面談なので数が多い)。秋にも面談期間があったのだけど、この時とほぼ同じ内容で、イタリア語・歴史の先生(担任に近い)と、彼が苦手なテクノロジーの先生に厳しいことを言われてしまった。小学校、そして中1まではほとんどの教科でクラスのトップゾーンだったし、性格的に内気なので態度も良好、いわゆる優等生だった。それが2年生になってゆるんでいる、授業も上の空だし、集中力がない、せっかくできる子なのにもったいない・・・彼の内気な性格によるのかもしれないけれど、相変わらず発表は苦手・・・先日の科学で初めて、そして面談前にあった口頭テストで6以下をとってしまった。彼だけでなく、クラス全体がそうだと、全教科の先生が言う。いつもざわついてるし、上の空・・・小学校から環境が変わり緊張の1年目とは違い、環境も慣れ、そして12~13才という年齢もあり、中2ならでは?の傾向であるらしいけれど。勉強する時間はあるのに、携帯でチャットやユーチューブを見たり音楽を聴いているか、サッカーとTVばかり・・・まぁイマドキの中2なんて、そんなものかもしれないけれど。
イタリアでは、高校でかなり専門課程に分かれているので、中3では高校の選択に悩まされる。このテクノロジーの先生は進学担当でもあるので、今月末には両親含めての会合を開くらしい。高校の選択でも、なんとなーく、で選んで、結局自分のやりたいこととは違っていて退学したり、転校したり。それはしなかったとしても、卒業してもやりたいことも分からず、中途半端な勉強だけで職につけるわけでもなく、大学にも行かず・・・そして最後にはやりやくもない妥協した仕事に就く若者が多い。仕事に就けるだけまだいい方で、無職でフラフラしてる若者も多く・・・そういえば、フランチェスコの息子さんも2年ほど仕事が見つからず、結局先月から地元の精肉加工会社に就職したのだけど、フランチェスコは複雑な心境なようだった。自分のやりたいことでないと思う、いや彼自身が自分の適性ややりたいこと自体分かってないんだろうけど・・・って。
私だって12才の頃は将来のことなど何も考えてなかったけど、とりあえず部活や勉強(少なくとも好きな科目は)はもっと頑張っていた。でも、私と彼は違う人間。私は日本人だし女性だし、いや、国籍はあまり関係ない!女性というのも、ダンナは関係あるというけど、私は関係ないと思う・・・それとも長男と3人兄弟の末っ子との違い?2000年代生まれと昭和生まれの違い?ともあれ、やはり性格の問題なのかなぁ・・・何にしても、いつもなんとなーく、表面的で、平均で良し、としてしまう彼にイラっとしてしまう。いや、でも私と彼は違う人間。違う人間なんだから、私の感覚で押し付けることはしたくない。とはいえ、彼が自分で自分の好きな事ややりがいを見つけられるようには、どうやって助けられるのか、性格が違い過ぎてよく分からない(爆)。もしかしたら、将来的にも彼はそのスタンスが心地よくて、かつやっていけるのかもしれない。助けなんてなくったって、年を重ねれば自然に成長していくのかもしれない。
・・・母も、母としてのキャリアは12年。まだまだ学びですな。