フィレンツェの旧市街ならサンタ・マリア・ノヴェッラ駅ですが、2番目に大きい駅が「フィレンツェ・カンポマルテ駅」。ここに停まる高速列車フレッチャもあるし、フィレンツェからローマ、アレッツォやペルージャ、そしておらが村へお越しの際にも通る駅です。さらに、セリエAファンの方がフィレンツェで観戦する場合は、ここが最寄り駅となるので、観光客の方でも使うことは少なからずあると思います。前置きが長くなりましたが、この駅の至近にある「Caffe’ Dogari」。
創業は1914年、親子三代で受け継がれてきた老舗であり、今も地元フィレンツェ人に愛され続けてるお店です。朝から深夜までノンストップ営業、ランチやディナーだけでなく、朝ごはんやカフェとしても使えます。今回私が行ったのは、その前のサッカークラブでの長男の試合前の14時すぎ。すでに軽くお昼を済ませていたのですが、まだ小腹が減っていたので、喜び勇んでお店に入りました。それは・・・
入ってすぐ前のカウンターでオーダーする、「スキアッチャータ」!スキアッチャータは日本ではきっと「フォカッチャ」と言われている薄い塩の効いたパン。生地を押して=Schiacciata して作るからこんな名前がついています。サイトにはクラシック、スペシャル、ベジタリアンと3カテゴリーに分かれたメニューがありますが、
カウンター下に並んでいる具から、好きなものを選んで挟んでもらえます。ハムなどは厳選素材、野菜はなんと自家製とか!今回は長男と半分こだったので、長男の好きな生ハムと、私が選んだトリュフソース、あとは・・・う~ん、何が合うかな?とお兄ちゃんに聞いてみたら、「モッツァレッラ!」と言われたので、おススメ通りにその3種の具をお願いしました。
あらゆるところでスキアッチャータのパニーノを食べていますが、ここのスキアチャータは良い意味で軽い!具材の組み合わせも大正解で、あまりに美味しくてあっという間に食べてしまいました・・・半分じゃなくて1個づつでも良かったかな(苦笑)。スキアッチャータやカフェ使用の人は、入ってすぐのホールの大テーブルか、カウンターで食べますが
レストラン使用の人は、右奥にあるレストランホールか外のテラス席(秋冬は壁&屋根付き)へどうぞ。メニューを見ると、前菜はコッコリ(ボール状の揚げパン、生ハムなど具が選べます)、プリモはニューディやカレッティエーラ、メインはビステッカやフィレンツェ風トリッパなど、伝統的コテコテフィレンツェ料理が並びます~こういう観光客が来ない昔ながらのお店ってマジ美味しいので、これは今度食事にきてみないと!ちなみに、夜よりも昼の方が充実しています。
私が行った時間帯だと、多くの人は私と同じくスキアッチャータを食べる人か、おしゃべりしながらカッフェをくいっと飲んでいく地元民ばかり。ほんと、旧市街では味わえない、昔ながらの古き良きフィレンツェのバールって感じがとっても良い!!
観光でフィレンツェに来る方は難しいかもしれませんが、滞在が長い方、留学中の方、カンポマルテ駅で乗り換えや途中下車ができる方、フィオレンティーナの試合観戦に来る方など、近くにお越しの際はぜひ寄ってみて下さいね。私は息子たちのサッカーの試合でちょいちょい来そうな感じです(笑)。
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
Cafe’ Dogari
Viale Malta 5R, Firenze
Tel: -39-055-679556
毎日営業、月~土・8:00-0:00&日・11:00-16:00(フィオレンティーナの試合がある場合のみ)