ちょっとお久しぶりになりましたが・・・サント・スピリト通り、スパーダ通り、ネーリ通り、トスカネッラ通り、ディ・コンティ通り、ポルタ・ロッサ通り、アルビツィ通り、サン・ヤコポ通り、ピエトラ・ピアーナ通り、サン・フレディアーノ通り、ジョベルティ通りに続くフィレンツェの素敵な通りシリーズ第12段は、ストゥディオ通りです。
ご覧のように旧市街でも観光客が一番多いエリア、ドゥオモ近くにある短い路地。短すぎて紹介するのもなんだかな~💦と思うほどなのですが、先日また歩いてみてやっぱり良かったので取り上げました。というのも、この通りはやっぱり、TOP写真のこの風景、道の奥にチラ見えするドゥオモ。そして同じ写真の左側に見える旗は、ドゥオモにあった美術作品の修復工房が!この日はシャッターが閉まっていましたが、開いている時はガラス扉からよだれを垂らしながら見てしまうのです・・・
その修復工房の前にあるのが、老舗食品店のペーニャ。昔のEatlyみたいな感じ?高品質のこだわり食材、パッケージも可愛いものが多いので、お土産買うのにもちょうど良いです。そしてその先の右手には別の老舗店。今度は食でなく、画材店ゼッキ。いかにも芸術家風な人や、美術系の学生っぽい人が行き来しているのを見かけます。お店の中はいたって質素ですが、このお店のある建物がまた素敵。それもそのはず、ここには1348年に創設された「Studio Fiorentino(直訳するとフィレンツェの学問)」、つまりフィレンツェ最初の大学があったところ。ストゥディオ通りという名前も、まさにこれに由来しているんですね。そしてゾッキがある場所はまさにかつてのフィレンツェの芸術家たちが通った顔料を扱っていた工房だったそうです。
その他にも洋裁のアトリエ、ジュエリー工房など、職人系のお店がぎっしりと。以前に紹介したファッション雑貨店や
選りすぐりの世界のおもちゃや文房具もそろうチッタ・デル・ソーレもあるので、お子さんが疲れてきたらここでテンション上げるのも(何か買わされるかもしれませんが)。ドゥオモと逆側の端は、コルソ通りにつながっており、そこを右折するとドゥオモとシニョーリア広場を結ぶメインストリート、カルツァイオーリ通りに出ます。
大通りだけでなく、路地では新しい発見や新しいパノラマの見えるフィレンツェ。迷わない程度に敢えて路地を選んで歩いてみることをおススメします!
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