イタリアでは今まで習慣ではなかったマスク。今回のコロナウィルス騒動で、薬局にあったマスク(そして除菌用品も)もあっという間になくなりました。私も最初はしてませんでしたが、自分の感染予防というよりも、自分が無症状で感染する方になる可能性もゼロではないので、3月23日に買い出しに行った時は自作のてぬぐいマスクをしていきました。すると、その後、市役所からこのようなお達しが・・・
小さな小さな村ですが、知ってるだけでも有名ブランドの製品を製作する3軒の革工房があります。今回は、素材を供給してくれる会社、型の職人さん、そしてこれらの革工房が裁断と縫製を担当し、市の住民全てに無償でマスクを配ってくれるというのです。まずは、商店や警察など、今も仕事に従事してくれている人へ。そして1日に1ゾーン「今日は〇〇通り、〇〇通り・・・▲▲さんが配ります」と、住民票に従って、家族の枚数を袋に入れて、ボランティアの人が1軒1軒配ってくれました。我が家には、3月26日の朝に到着。ご覧のように、シックな茶色のツートーンで見た目もおしゃれ?そして、とても立体的。早速つけて見ると・・・
ジャストフィット!平たい顔族の私には、鼻のスペースがありすぎて最初は難儀しましたが(爆)、うまく内側にへこませることで、完全に隙間なく着用できます。とはいっても前にはスペースがあるので呼吸にもしゃべるのもOKだし、30度以下のデリケート洗浄で洗濯機で洗うこともできます!この日、長男の宿題のマテリアルなどもあり、買い出しに行ったダンナもしっかり着用していきました。おらが村では感染者が5人、小さい村なので割合的にはかなり高く、感染者の中には友人のお母さんもいます。移動制限も3週間近くになり、精神的にも疲れや出てきているし、こうしたサービスがじーんと身に染みます。自分と家族の生活に精一杯ではありますが、私は今、やれることをコツコツと。家ごもりはまだまだ長く、イタリア、そして世界的に収束するまではそう簡単にはいかない中で、自分にできることは何かないだろうか?と考えています。