6月24日の「聖ヨハネの日」前日に作った、「聖ヨハネの水」。
それに欠かせない花は、西洋オトギリソウ、イタリア語名でiperico、別名「聖ヨハネのハーブ」。今回の水作りで、初めて覚えた花です。名前の由来は聖ヨハネの日・6月24日に満開になるからだそうで、つまり、聖ヨハネの水でも触れられていたように、夏至=太陽のエネルギーを最大に受けた花。この時期はいつもなら忙しかったり、日本に帰省して野の花に目を向けることもなかったのですが、うちの近所にもわさわさ咲いていました。
黄色の花びら5枚が寄り添って咲いていて、とっても愛らしいのですが・・・実はこの花、すごい効用があるのです。ありすぎて、薬草ならぬ毒草?いやいや、使い方には気をつけろってことらしいです。そんなことは、FBのイタリア系コミュニティで知り、その方が紹介していたオイルを、今回作ってみました!作り方自体は簡単、この花をたくさん摘んで瓶の中に入れ、花がかぶるくらいに植物性オイル(オリーブオイル、ひまわりオイルやアーモンドオイルと書いてあるサイトもありました)を入れ、蓋をします。
それを室内の日向に置き(外の直射日光だと暑すぎてNGなので場所は調整)、1日1回さかさまにして振るだけ。それを3週間~1か月行い、花が持つ成分をオイルに十分に引き出すのです・・・あれだけ鮮やかだった黄色が、最初の数日間で赤くなるのにはビックリ!これはニンジンなどに入っているカロチン。そして、もう1つの主要な成分はフラボノイド。つまり、この花の効用としては、抗鬱や抗ストレス、閉経期=更年期障害の精神状態に効くとして、主にドイツでは錠剤なども販売されているそう。そしてオイルに溶かした場合は、やけど、日焼けによるほてり、乾燥による肌のヒビ、傷口など、皮膚の再生にとても効くのだそう。いろいろ調べてると、なんと!肌の老化、つまりアンチエイジングにも効果大とか!!美容には全く興味ない私も、この自然の効用にかなり惹かれました(笑)。
そして3週間経ったので、オイルを濾し、別の瓶へ移し替えました。花は色がすっかり抜け、こんな感じに。
まずは、数年前からかさぶたから一向に治癒しない、虫刺され跡に塗ってみることに。若い頃ならかさぶた→下の皮膚が再生してかさぶたが自然に落ちる、はずが、かさぶたのまま、いつくも残ってて醜い・・・。年だからとあきらめていましたが、もしかしたら?まだ塗り始めたばかりなので結果は分かりませんが、すごく楽しみ!いまだに咲いているところも見るので、良い感じならまたオイルを作ってみたいと思います!
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