エルバ島・カポリーヴェリ「Da Antonietta 」、魚屋直営コスパ抜群のレストラン

同じトスカーナ州と言えど、山のおらが村から島バカンスに来たからには、海の幸を堪能しなければなりません。自炊メインでわずかな外食機会にミスは許されず?ということでリサーチした結果・・・今回のバカンスで大いに役立ったエルバ島情報FBコミュニティで紹介されていたココ、毎年エルバ島に行っているママ友も太鼓判だったので、最後の夜に行くことにしました。うちは基本、シックで高価なレストランよりも、食堂系のレストランが好み。ここは魚屋さん(しかも漁師の親戚からの仕入れ)が直営するテイクアウト&半分セルフサービスのようなお店=お店の肩書も、「魚屋・総菜屋」。コロナの影響もあるので事前に電話してみましたが、やはり予約はできずに「大丈夫、席はあるから」と言うので張り切ってGO!

金曜の夜とあってか、まず近くに駐車場所が見つからず。やっと墓地の大駐車場に停めて早足で行くも、行列が・・・普通のレストランではないので閉店時間は21時なのに、到着したのは20時半。席は外のみで、10テーブルもない感じで、もちろんそこも埋まってており、すぐに席を立ちそうな人もおらず・・・かなり冷や冷やしつつも、並んでいても何も言われないし、席を仕切るオーナーと思われるおじさんは落ち着いたもの。心配性のダンナがおじさんに聞きに行ったら「うーん、どうかな?」と言いつつも断ることもなく。それなら大丈夫やろ!と強行突破(笑)。

中に入ると、左側は鮮魚カウンター。右側はお惣菜カウンター。

た、食べたいものが多すぎる・・・目移りしまくりです。パスタやリゾットもあるけれど、多いのは前菜・メインでしょうか。すでに出来上がってるものはここから温めるのですが、ミックスフライはカッチュッコ(魚スープ)は奥のキッチンにオーダーを入れていました。少なくともミックスフライは、オーダーが入ってから揚げてくれるので・・・

あっつあつのホックホク!最近はエビ、イカだけも多いですが、ここは昔ながらの小魚フライもたっぷりです。

そして長男がオーダーしたカッチュッコは、2つの容器+パン籠で出てきた?空の深皿に表面を焼いたパンを入れ、その上からスープを入れてパンを楽しみつつ、具も少しづつ食べていく。具はでっかいタコの足にエビ、イカ、シャコ、魚、とたっぷりで、最近やたら大食いな長男も、美味しいけどもう無理~!を連呼しつつ完食しました。そして私はと言うと・・・

タコの玉ねぎ&トマトの煮込み、イカの詰め物。魚より、イカタコエビが好きな私らしいセレクト。中にモルタデッラやパンが入ったイカも初めてですが、このタコが絶品で!タコと玉ねぎ、めちゃ合うことを初めて知りました。このタコのメニュー名は「ルチャーナ風」だったので、コックさん?それともオーナー奥さん?が分かりませんが、ルチャーナという名前の女性が考案されたのでしょうね。こうしてミックスフライ×2、カッチュッコ、タコ、イカ、ポテトフライ×2、水、エルバ島のクラフトビール1本で、55ユーロ。おそらくレストランで同じものを食べたら倍近くになるでしょうね。

ちなみに席は、仕切っていたおじさんが出て行ったお客さんの後を割り当ててくれてすんなり食事できました。スタッフの人もフランクで明るく、カジュアルな雰囲気が好きな人にはもってこいの超おススメ店。旧市街から少し外ですが、出てすぐ右側にある階段を上れば旧市街に行くことができますよ。また、お店前からは素晴らしい夕日を眺めることができます!

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

Pescheria Gastronomia da Antonietta(フェイスブックページ)
Via Vittorio Veneto, 27, Capoliveri
Tel : +39-0565-968596

毎日営業、8:00-14:00&17:00-21:00

【行き方】
カポリーヴェリ旧市街か北側から歩いてすぐ、墓地の大駐車場からは歩いて10分弱。カポリーヴェリは、CTT LIVORNO のバス117番:Portoferraio – Capoliveri – Portoazzurro – Rio Elba – Rio Marina – Cavoの路線が通っています。お店へは、Capoliveri Vittorio Veneto 21のバス停が最寄りです。時刻表はこちらバスの乘り方などについてはこちらを参照ください。

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