スヴェレートはチェチナ渓谷のリヴォルノ側にある小さな村。小さな村を訪れる際の1つの指針となる、イタリアで最も美しい村、オレンジフラッグ、チッタスロー、この3つ全てに選定されています(他、3つ全てに選定されているのがアンギアーリ、バルガ)。中世にマレンマ地方を治めていた、アルドバンデスキ゚家の統治時代の城塞が3辺に渡って残っています。
小さな旧市街には、南北に2つ門があります。上の写真が南の門。私たちが行ったのがお昼前だったからかもしれませんが、ほとんど人がほとんどいません。
しかし、バギーを押すお父さんとお店の人が立ち話していたり、こういう日常の風景は、大きな観光都市では見られない、小さな町でだけ見られる特権ではないでしょうか。
時計台のある建物は 市役所で1200年代の建物 。完全に行政用のようなので中には入れませんでした(大きな町では、市役所自体が歴史的建築物が市役所でミュージアム併設もあり、フィレンツェのヴェッキオ宮殿など。ミュージアムでなくても入れそうなところは入って見学してしまいましょう・笑)。そこから、要塞がある上へと目指します。市役所裏は、やしの木があるせいか何だかトロピカルな空間、一般家屋にもキレイにお花が飾られていています。ここではおじいちゃんが飼い猫を家に入れようと、ドアを開けて猫をじ~っと待ってる、というスローシティらしい一面にも遭遇しました(笑)。
要塞は高台にあることが多いですが、ここは勾配も少なく、要塞にもすぐ着きました。ここも完全には残っておらず、上にも上れなかったので海までは見渡せなかったけど、周りの緑がとても美しい。子連れの方は、ここで子供たちを遊ばせることもできますよ。
それから下に下りて北側の門に行く左側奥に、小さな教会があります。教会は閉まっていたのですが、教会右横から中庭に入れるのですが、ここの柱廊が赴きがあって素晴らしいんです。
どうやら周りは一般住宅。教会の中庭なのに洗濯ものがいっぱいで、生活感も満点!レジデンス(このサイトのTOPページに旧市街の全景や夜の中庭の写真もあります)もありました。
その他にも絵になる場所があちらこちらに散らばり、何もないけど訪れた人それぞれがお気に入りの場所を見つけられそう。絵を描く人や、喧噪が苦手でほっこりしたい人にはぴったりの村だと思います。
ギャラリー(写真をクリックすると拡大します)
基本情報
【観光案内所】
Ente Valorizzazione Suereto
【行き方】
フィレンツェやピサなど北からは電車でリヴォルノ経由、ローマなど南からはグロッセート経由でCampiglia Marittima下車、駅からはTiemme社のバス3番で30分。バスの時刻表は 駅→スヴェレート 、 スヴェレート→駅 。フィレンツェからだと乗り継ぎの関係もありますが、3~4時間かかります。なので、この村だけ往復よりも、近郊の他と町と組み合わせて数日このゾーンで過ごすのがベターかと思います。電車についてはこちらを、バスについてはこちらをご覧ください。
ハイヤーで1日、近郊の町と合わせて周遊することもおススメです。近郊の他の町は、北より、ワインでも有名なボルゲリ(ワイナリー訪問)、カンピリア・マリッティマ 、 マッサ・マリッティマ など。ご希望の方は、お問い合わせください。