EURO2020で再認識「イタリアはやっぱりマンマの国である」

イタリア人=マンモーネ(=マザコン)というのは、もはやステレオタイプ?として知られていますね。実際にイタリアに住んで思うことは、マザコン、というよりも、「マンマの地位が高い」、「マンマが大好き!」ということ。今でこそイタリアも兼業主婦が多いですが、かつてのマンマはまさに家庭の大黒柱で、炊事洗濯掃除を完ぺきにこなし、子どもを愛し、愛される存在。今では家事にも育児にも男性参加が当たり前ですが、マンマへの愛着はイタリア人のDNAとして根強くあります。

それを改めて認識させてくれたのは、先日イタリアの優勝で幕を閉じたサッカーEURO2020大会。優勝を決めたイタリアの選手たちがとった行動は・・・?

まずは途中出場から決定的ゴールを決め、終盤スタメンとなったキエーザ選手。スマホの音声コマンドに「CHIAMA MAMMA=マンマに電話して」と指示している様子が写真や動画でSNSに流れまくりました。キエーザといえば、お父さんエンリーコ・キエーザもプロサッカー選手でフィオレンティーナにも在籍・ナショナルチームメンバーでもあったのですが、電話の先はお父さんでなく、マンマ!

そして続いてはフィオレンツィ。優勝メダルを受け取った後、カメラに向かって叫んだ言葉は、「GUARDA MAMMA, GUARDA QUA! = マンマ見て、こっち見て!」

そして最後は、PKのスペシャリストで、現在チェルシー在籍でチャンピオンズリーグも制したジョルジーニョ選手。彼はブラジル国籍も所持していますが、サッカーのナショナルチームではイタリアを選択・・・というところまでは知ってましたが、彼の生い立ちについては今まで知りませんでした。

「マンマ、この勝利は僕だけのものじゃない、僕たちの勝利だ。僕たちの、だ。だって今までの人生に起こったこと、すべて一緒に生きてきたからだ」

これはジョルジーニョが、優勝カップを掲げた後に電話でお母さんに言った言葉。これだけ聞くと、マンモーネ!!と思いますが、彼の人生を知ると納得の言葉。イタリア移民の高祖父がいたために国籍は持っていたものの、ジョルジーニョはブラジル生まれ。元サッカー選手のお母さんとビーチでサッカーをしていたそう。しかし、両親が離婚し、ジョルジーニョ15歳の時に母とともに祖先を頼りにイタリアへ。しかし、経済的には恵まれず、家族は1年半の間、ヴェローナの修道院で世話になっていたといいます。そんな苦労を共にしてきた後の、サッカー選手としての活躍、そしてEURO2020優勝!こんな言葉が出たとしても、なんの不思議もないですよね。

という訳で、イタリアサッカー選手のマンマにまつわるアレコレ、いかがでしたか?20年前なら、「え~・・・」とややネガティブにとらえていたかもしれませんが、イタリアのマンマの立場を理解するにつれ、そして自分自身がイタリアでマンマになってからは、こういうニュースを微笑ましく(そして彼らのマンマがうらやましく)見てしまう私でした!

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