「今度、パン・ディ・サンティ作って!」……いつものようにパンを焼き上げたら、突然ダンナが言い出しました。そういえばこないだは諸聖人の祝日だったなぁ?まさにこの時期にシエナやグロッセートで食べられるパンのことでした。調べてみると、レーズンやナッツが入った少しだけ甘いパン。レシピによってはコショウやアニスなどスパイスも入りますが、我が家ではおやつパンとして食べたかったので、スパイスはなしで。伝統レシピでは油分は豚の油脂(ラード)ですが、我が家ではバターで代用しました。食べても見るとほんのり甘く、おやつとしてだけでなく普通の食事のお供に、またパニーノにも使えそう。うちのダンナもスライスしてヌテッラを塗ったり、はたまたサラミを挟んだりしてたので、いろんなことに使えるのでこの後も何回も焼いているお気に入りパンになりました。参考にしたレシピは、やはり見やすい Gallo Zafferanoより。下記に日本語に訳しますね。
材料
◎小麦粉・500g ◎レーズン・250g ◎生イースト・8g ◎水・150ml ◎砂糖・50g ◎粉末アニス・こさじ半分 ◎くるみ・250g ◎ラード(またはバター)・100g ◎塩・ひとつまみ
作り方
1)乾燥タイプのレーズンであれば、水に浸して柔らかくしておく。生イーストは水に溶かしておく。
2)ボウルに小麦粉、砕いたくるみ、砂糖、軟らかくしたバター、水に戻して絞ったレーズン、アニス、生イーストを溶かした水を混ぜて、十分にこねる。
3)2)に塩を入れ、台に移してさらにこねる(生地がくっつくようなら少しづつ小麦粉を足す)。
4)バターを塗ったボウルに入れて3~4時間寝かせる(生地がだいたい2倍になります)。
※発酵時間を短くしたい場合、最大20gまで生イーストを加える
5)生地を12等分に切ってそれぞれ丸く成形し、オーブンのトレイに並べ、さらに20分寝かせる。
6)180度のオーブンで20~30分焼く。
私は天然酵母パンを作るので、パンの生地ができた後に小麦粉・イースト・水以外のものを追加し、5)以降で作りました。1回目は長いパン容器で焼き、2回目以降は丸いのを数個に分けて作り、ダンナのお弁当など持ち運びやすく。
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