フェイスブックに流れてきた、この記事。
イタリアは州ごとで文化も方言もさまざま、そして同じ州、同じ県でさえも違うことが多々あり、そういうのが大好きな私としては、この記事を放っていくわけにはいきません(笑)。記事を読むと、このブッチェッラートがルッカで誕生したのは、なんと1450年!貴族たちを喜ばせるために作られた、上品なお菓子だったそうです。名前の由来はラテン語のブッチェッラ=ひとくち、または古代ローマではブッチェッラトゥム=パンの冠、からきているそう。それから500年以上の時を経ても、ルッカの日曜日の食卓には欠かせないおやつとなりました。ルッカのことわざでは、「ルッカに来てブッチェッラートを食べなかったら、ルッカには来たことないのと同じだ」そうなので、ルッカに行かれる方はぜひ、パン屋さんやバールで探して食べてみてください。そしてルッカにはまだ行けないけど食べてみたい方は、私みたいに作ってみてくださいね!
ぶっちゃけ、ただのレーズンパンと言えばそうなんですが(笑)、ダンナは気に入って、カフェラッテにドボドボつけながら食べています。
材料
◎小麦粉・500g ◎砂糖・150g ◎バター・50g ◎ビール酵母・20g ◎卵・2個 ◎牛乳・コップ1杯 ◎干しブドウ・50g ◎アニスシード・小さじ2杯 ◎塩・ひとつまみ ◎リキュール・適量(お好みで)
※写真はこの半量で作ったものです。※個人的にはレーズンとアニスシードㇽを倍くらいにした方が美味しいと思います。
作り方
1)小麦粉、砂糖、バター、イースト、塩を混ぜた中に、溶いた卵1個と牛乳&少しの水を混ぜたものを入れ、よくこねる
2)こねながら、お好みでリキュールに漬けておいた干しブドウ、アニスシードルも入れて、さらにこねる
3)2)を1時間ほど寝かせて発酵させる
4)1次発酵したら、ソーセージ形あるいはドーナツ形にし、2次発酵を助けるために表面に切り目を入れる
5)4)1時間発酵させたら、表面に溶いた卵と砂糖を混ぜたものを塗る
刷毛がなかったので、ベッタベタですが(苦笑)この写真とTOPの出来上がり写真と比べると、切り目がメリッと横に広がってますね。
6)温めたオーブンで1時間焼いて、出来上がり!
(オリジナルレシピには温度は書いてませんでしたが、私は200度で焼きました)
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