日本でもおそらく聞いたことのあるお菓子、シュトゥルーデル。名前はドイツ語で「巻いたもの」という意味で、一番知られているのはリンゴのパイだと思います。しかし生地の中に巻くものは甘い物でもおかずでもなんでもよく、まさに生地の上に具を置いてくるくると巻いてあれば、それもシュトゥルーデルトスカーナも、他の州もこうして欲しい〜しかしそれはドイツ、ドイツ語圏のものでは?と思いきや、イタリア北東部のトレンティーノ・アルトアディジェ州でも定番のお菓子なのです。
リンゴがたくさんあったのでふっと思いついて作ったのですが、生地から作ると大変だったので市販のパイシートを使用。そうすると、リンゴを切る以外はほぼただ混ぜるだけで手軽にできることが判明!これは頻繁に作りたい、我が家の新定番のおやつになりそうな一品となりました。ちなみに・・・食べたことは何回もあったので材料は予想できていましたが、意外だったのがパン粉!どこに、何のために使うの?と思ったら、生地と具の間に挟み、具の水分を吸い取り生地にうつらないようにするためだそうです。
材料
◎パイシート・1枚(丸形でも長方形でも) ◎リンゴ・3つ ◎干しブドウ・50g ◎松の実(ナッツ系なんでも)・25g ◎レモンの皮すりおろし・半個分 ◎バター・50g ◎はちみつ・小さじ2はい ◎シナモンパウダー・適量 ◎パン粉・50g ◎粉砂糖・適量
※参考にしたレシピは砂糖を使っていますがハチミツに、松の実は家にあったアーモンドに替えています。
作り方
1)レーズンはつかるくらいに水を入れて柔らかく戻しておく
2)バターをフライパンで溶かし、5分の1程度を後の行程用に別の容器に移す。バターが残ったフライパンにパン粉を入れて、きつね色になるまでじっくりと炒める
3)リンゴの皮をむき、4等分にした後、お好きな厚みでスライスしてボウルに入れる
4)3)に松の実(大きいナッツで代用の場合、適度に砕いて)、1)の戻したレーズン、レモンの皮、シナモンパウダーを入れ、よく混ぜる
5)パイシートを敷き、2)のパン粉をまんべんなく上に広げる
6)パン粉の上に4)の具をまんべんなく広げる
7)端からくるくると巻き、左右は下に折り込む
8)2)で残しておいた溶かしバターを刷毛で表面に塗る
9)200度のオーブンで30~40分焼いて、出来上がり!
お好みで粉砂糖を振りかけてくださいね。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
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