フィレンツェ老舗トスカーナ料理店、アンティーコ・リスト―ロ・ディ・カンビ

12月8日の祝日の連休、ローマの友人家族がフィレンツェ観光に来ていて、急きょ夕食を共にすることになったのですが……中心のレストランはどこも満席!そこで思い出したのが、前から行きたかったこのレストラン、 Antica Ristoro di Cambi 。サンフレディアーノ地区でも西側で観光客は多くないだろうし、何よりもホールが広かった覚えが……幸い最後の外席が予約でき、期待して店に向かいました。

早目に着いたので外席はこのように人がまばらですが、友人家族を待ってる間に、どやどやと詰めかける人であっという間に満席に。たまたまですが、日本人ビジネスマンと思われる3人グループの方の隣席でした。

席に座るとまずはやっぱり赤ワイン。昔ながらのオステリアでハウスワインを頼むと、フィレンツェではフィアスコと呼ばれる藁に包まれた洋ナシ形の瓶がドーンとテーブルに置かれます。好きなだけ飲んで、減った量で換算される仕組み。こういうざらばん紙も昔ながらのオステリアならでは。紙に書かれている「Fiaschetteria」は前述のフィアスコを扱うお店、つまりワイン(特に量り売りをするような)販売店を指しますが、ワインをメインに食べ物を出すお店も含まれます。1950年に創業した際はまさにフィアスケッテリアだったのですが、その後いまの名前となり、現在は1代目の2息子さんが跡を継いでいます。

そして大人数で来た時にお決まりの、トスカーナ前菜盛り合わせ。定番のレバーパテのクロスティーニに、ハムとチーズの盛り合わせ。生ハム、サラミなど一般的なハム類の中でも、フィレンツェならではのものは、このフィノッキオーナ!フェンネルシードの入ったタイプのサラミですが、その中でも「ズブリチョローナ(粉々になる)」と呼ばれる熟成が短い半生タイプは絶品!!私の大好物なのですが多くの店では扱っていないため、久しぶりで興奮してしまいました(笑)さらに私とアントネッラのリクエストでリクエストしたアーティチョークのフライも、熱々でうまうま。

その後はそれぞれに一品づつ。写真がぶれまくってますが、上はダンナが頼んだ「洋ナシとゴルゴンゾーラのペンネ」。トスカーナ郷土料理の定番に中にも、こんな風に珍しいメニューがちらほらと。

そして私はアーティチョークの肉詰め。大きなアーティチョーク2つに肉ががっつり詰められていて、かなりのボリュームでしたが、トマトソースでじっくり煮込まれた優しい味で、意外とぺろりとたいらげてしまいました。

友人と一緒だと、ついついドルチェにも・・・とはいえお腹はいっぱいなので、ヘーゼルナッツのセミフレッドで軽めに。

最後にトイレのために店内に(やっと)入りましたが、満席ですんごい熱気!旧市街の中心よりは少し離れているため、ほとんどが地元民のようです。

 

上の写真の奥、右方向にもホールは広がっています。年末年始やイースターなど、繁忙期でレストランの予約ができない方は、一度ここを当たってみると良いですよ。18時~と早くから開いているので、早目に食べたい方にもおススメですし、その時間帯はおそらく空いていると思います。料理も雰囲気もスタッフも◎、全ての価格が軒並み急上昇の今でも、他の知名度のあるトスカーナ料理店よりは良心価格!

基本情報

Antica Ristoro di Cambi
Via S. Onofrio 1/R
Tel : +39-055-217134

毎日営業、12:00-14:30 & 18:00-22:30

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