バスで簡単に行けるオルチャ渓谷の村、サン・クイーリコ・ドルチャ

オルチャ渓谷のほぼ中心的な場所にあるのが、このサン・クイーリコ・ドルチャ。小さな村に行き慣れてる人にはコレ!といった大きなポイントはないのですが、シエナから ピエンツァ までを結ぶバスが通ってるため、ハイヤー を使わずに オルチャ渓谷 の村を訪ねてみたい! という方にはちょうど良い村です。

旧市街は横長で、中心にまっすぐ伸びるのが、ダンテ・アリギエーリ通り。東から旧市街に入ると、すぐ左側に見えてくるのがサンタ・マリア・アッスンタ教会 (写真は後陣から撮影、ファサートの右側にお庭があります)です。サン・クイーリコ・ドルチャはこんな小さな旧市街なのに、この通り沿いに教会が3つもあるのが驚きですが、それはきっと、中世からフランチジェーナ街道を通る町として、また ウンブリアやマルケの商人が通る町として栄えていたからなんでしょうね。


そして更に直進して中間地点、右側にサン・フランチェスコ教会があり、その前がメインの広場であるグリエルモ・マルコーニ広場です。この辺りは完全に城壁が残っていて。この門を出るとすぐ右には駐車場と遊具付きの公園があるので、子連れの方はここで子供たちを遊ばせてゆっくりすることもできますよ。

一方、門を出る手前、左側の門を入るとオルティ・レオ二―二という庭園が。1581年にメディチ家のフランチェスコ1世のよって造られた16世紀の典型的なイタリア式庭園で、真ん中にはコジモ3世の像が残っています。近年放送された、TVドラマ「メディチ家」の撮影にも使用されたんですよ。

それから更にまっすぐ行くと、サン・クイーリコ・ドルチャのシンボル的な教会が見えてきます。コレッジャータ =(司教座聖堂はないが)聖堂参事会に管理される、この教会の起源は8世紀の教区教会で、正式名称はクリーリコの聖人たちとジュリエッタ教会(オープン時間は夏季:9-19、冬季:9-18)。13世紀初頭にほぼ現在の姿になりましたが、その後も拡張が行われ、側面の正面に近い方の扉は、当時シエナのドゥオモ建設にも携わっていた彫刻家・ ジョヴァンニ・ピサーノ の手によるものです。

 

石造りの建物に飾ってある花、糸杉やオリーブに囲まれた城壁、他のトスカーナの小さな村と同じく、絵になるスポットはあちこちあります。残念なのは、せっかく風景が世界遺産のオルチャ渓谷 ド真ん中にありながら、町はそれほど高台にないせいなのか、景色を見渡せるパノラマポイントがないことでしょうか。ただ、冒頭に書いたように バスのシエナ~ピエンツァ~モンテプルチャーノ路線にあるので、車を使わず自分でオルチャを周る時、宿泊するのにも便利な町。B&Bやレストランも、旧市街の大きさから比べると充実しています。

旧市街の外、サン・クイーリコ・ドルチャ市内領域では、写真集などでよく使われる絶景が2つ。

1つはこちら、オルチャ渓谷、いや トスカーナのシンボルにもなっているこの糸杉 。こちらはシエナからサン・クイーリコに向かう州道沿いにあります。もう1つは、ヴィタレータ礼拝堂。こちらはサン・クイーリコからピエンツァに向かう県道から少し入った場所にあります。ここも写真集などでお馴染みの場所なので、車でオルチャ渓谷を訪問する方にはおススメのスポットですよ。

ギャラリー(写真をクリックすると拡大します)
基本情報

【観光情報】
サン・クリーリコ・ドルチャ市観光課

【行き方】
シエナから Tiemme社のバスで直通約1時間 。シエナ発の時刻表は こちら 、シエナ行きの時刻表は こちら 。この路線では、 イタリアの最も美しい村 にも選ばれている ブォンコンヴェント 、単独で世界遺産にもなっている ピエンツァ 、そしてワインでも有名な中規模の町・ モンテプルチャーノを通り、本数は少ないですが観光に活用できそうな便利な路線です。バスの乗り方についてはこちらをご覧ください。

他のバスでは行けない場所と組み合わせる場合、効率よく周る場合は、やっぱりハイヤーが便利です。ハイヤーについては、こちらをご覧ください。

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