フィレンツェは何百年もほぼ変わらない町、と実感できる1枚の絵

「バロネッサ」のお屋敷を訪問した時のこと。あれ、どっかで見たことあるな・・・と思ったら、我が家にもある、1枚の絵がここにもありました。これはフランチェスコ・ロッセッリ作の通称「鎖の地図」(オリジナルは鎖のような模様で枠があるため、そう呼ばれているそうです)、フィレンツェを描いた作品は多く残されていますが、その中で一番古く、1470年頃に描かれたもの。

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この「リカーゾリ宮」もこの通り存在し、しかも名前までくっきり入っています。(カメラ目線でばっちり笑顔のバロネッサ、かわいい♪)ドゥオモはもちろん、ヴェッキオ宮殿、ヴェッキオ橋、サンタ・マリア・ノウ゛ェッラ教会など、今でも現存し、フィレンツェ観光の見どころとなっているものは、すでに存在しています。そう考えると、ほんと、フィレンツェの町って中世からほとんど変わってない!と改めて驚き、歴史好きの私は、バロネッサが語ってくれたリカーゾリの歴史にも、ゾワゾワしっぱなしでした。

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中を拝見しながら、最後は天井が7mもあるサロンでお茶を頂き、予定時間の2時間いっぱい、ず~っとおしゃべりをしていました。ああ、なんて贅沢な時間!

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この地上階の中庭も、建てられた1400年代半ばそのまま。でも数百年前の建物なんて、フィレンツェには山ほど存在してるんですよね・・・フィレンツェを散策してよく見るのが、「PALAZZO ◯◯」の立看板、これらは皆、リカーゾリ宮のような歴史的建物で、それぞれの建物や家族の長い歴史が刻まれている訳です。そしてそんな看板もないような建物さえも・・・フィレンツェ観光では、急ぎ足で有名美術館や教会を回ることが多いですが、少し気をつけて、看板や紋章が掲げられた建物を見つけてみてくださいね。

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