その3つとは、
- 洗礼堂
- シノーピエ博物館
- カポサント
斜塔はマスト、そして無料だし大聖堂は入っとこか!と(笑)大聖堂は入る人が多いのですがこの3つは入る人が多くないのです・・・なんともったいない!
ピサはドゥオモ関連施設の単独チケットもありますが、フィレンツェのドゥオモ関連施設、
シエナのドゥオモ関連施設と同じように、ピサの場合もいくつかの施設がセットになったパスがあり、私個人的にはたった10ユーロ(斜塔も上る人は+17ユーロ)でこれら3つに入れるのは大変お得!だと思います。
まずは、大聖堂の正面にある洗礼堂。緑の芝と青空に映える、白い宝石箱のような姿も美しいですが中の洗礼版に施されている彫刻がこれまた素晴らしい!そして、できるなら毎時0分と30分にまたがるように中に入ってください。それは・・・
音響効果のある設計になっていることが分かるよう、係員さんが声を出してくれるんですよ。
そしてチケット売り場にもなってる南側の建物が、シノーピエ博物館。
こんな風に、チケット購入カウンターの上にも展示があるんですが、カウンターからは見えず!1階のカウンター裏と2階が展示室となっています。
シノーピア(~エ、は複数形)はフレスコ画の下絵のこと。遠目では分かりにくいですが、こんな風に朱色の顔料を使っています。
完成品を見ることは多くても、色がつく前の状態を見るのは面白く、画家の筆跡を見ると、その描いている最中の姿を想像してしまいます。
そして最後は、大聖堂を挟んでシノーピエ博物館の反対側にある、カンポサント。
外観はなんか入らなくてもいいかな?ていうくらい簡素・・・実際、私もピサ5回以上来てるのに、昨年の11月に初めて入りました。入った瞬間に、何で今まで入らんかったんや!と後悔するほどの、この迫力!!特にこの写真の奥にある、地獄絵図がリアルでリアルで、絵の前でしばしじっくり見入ってしまいました。
フレスコ画以外にもローマ時代の棺や直国なども展示されています。
中は長い長方形で、真ん中に中庭があり、四方は4連窓が内側に並ぶ回廊。なので、太陽の方向によってはこんな光と影の美しい姿が見られます。
で、ここは一体何なの?というと、実は墓地。歩いている床が、お墓になっているんです。
埋葬されているのは聖職者や著名な人が多いようで、ラテン語で書かれた中世のもの~1800年代の近年のものまであります。
この日は9時からドゥオモ広場に来て、斜塔(9時半の予約)、大聖堂、それからこれらの3つを全て周りましたが、11時半ころには見学終了。斜塔は予約制だし、これらの3つが混んで並ぶことはまずないのでピサのドゥオモまで来たら全部入ってみてくださいね。
基本情報
【行き方】
ピサ中央駅から徒歩25分またはピサ・S.ロッソーレ駅から徒歩6分。ただし、S.ロッソーレの駅からドゥオモ広場に行く出口(一番東側のホーム)が分かりにくく、地下通路に出てしまうと結局徒歩15分くらいかかってしまいます。中央駅からは市バス使用で約11分、幾路線ごとに乗り場が違うので、到着時にグーグルマップで最短ルートを選んでください。バスの乗り方は こちら を参照下さい。バスアプリ TABNET を使用の場合、URBANO CAPOLUOGO(県庁所在地の市バス)→ PISA でピサ市バスのチケットが買えます。
【単独チケット】
斜塔:20ユーロ、洗礼堂、シノーピエ博物館、カンポサント、ドゥオモ付属博物館は各7ユーロ
大聖堂:無料ですが、チケット発券は必要
【共通パス】
上記施設全て:27ユーロ
斜塔以外の上記施設全て:10ユーロ
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
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