主要5都市 の中にも書いてますが、アレッツォはフィレンツェから一時ほどの中規模の町。ほど良い大きさで観光の見所もあり、路地などの散策も楽しい、素敵な町です。イタリアでは様々な町で大小のアンティーク市がいろいろありますが、 アレッツォのアンティーク市は最も古い、最も大きなもの だそうです。一般人もいれば、アンティークショップのプロの買い付けまで・・・リピーターのお客様のお一人もほぼ毎年、この市に買い付けにいらっしゃいます。以前に聞いた話によると、骨董屋や雑貨屋などのプロの買付は、土曜日の朝に集中するらしいです( アンティーク市は毎月第一日曜日とその前日の土曜日 )。この為にアレッツォを訪れるもよし、観光ついでに冷やかすのもよし、見ているだけでも楽しいアンティーク市です。この市の発案は、アンティーク愛好家のイヴァン・ブルスキ ( イヴァン・ブルスキ財団 が今でもあり、彼の収集品などを展示するミュージアムもあります)さんで、ロンドンのポルトべッロアンティーク市に感銘を受けて、 1968年6月2日に第一回目が開催。50年の歴史もあります。
このアンティーク市の会場ですが、 歴史的地区の中心エリア、全部! です。駅前は何もないですが、歩いて5分ほどもすると屋台が見え始め、中心である グランデ広場 は・・・
はい、この通り(笑)、 一面アンティーク市でいっぱい です。なので、 ベニーニのオスカー受賞作品・“ライフイズビューティフル” の舞台ともなったこの広場自体を見たい方は、ちょっとがっくし、かもしれませんが、これはこれで、月に2回だけ見られる姿です。
市にどんなものが出されているのかというと・・・家具などの大型のものからカーペット、絵画、
インテリア雑貨や古いラジオまで、本当にいろいろ。
さすがに大型商品は買えなくても、持って帰れるそれなりに小さいものもあります。この手描きのお皿やタイル、壁にただかけておくだけでもインテリアになりそう。
フィアット初代500やヴェスパのイラストも可愛く、好きな方へのお土産にもなりますね。また屋台でなく、普段から店を構えるアンティークショップもたくさんありますので、好きな方はお店巡りも楽しんで下さいね。
なかには軍が使用していたものや、ソケットだけの市、船の備品専門の市、それ、どうやって?何に使うの?みたいなものもいっぱい。じっくり見て歩くと1日あっという間に過ぎそうです。
ギャラリー(写真をクリックすると拡大します)
基本情報
Fiera Antiquaria
毎月第一日曜日とその前の土曜日 。
上記リンクにて特別開催日などカレンダーをチェックできます。
【行き方】
アレッツォはフィレンツェから直通電車で約一時間 。電車について詳しくは こちら
【AMAZON KINDLEより、2冊のトスカーナ本を発売】
