10月に入ってから毎日感染者が増加し、他の欧州諸国よりは少ないものの、イタリアも日の新規感染者数が10000人を超えています(検査数や陽性者の割合、陽性者でも無症状の割合も重要だと私は思ってますが、ここでは割愛)。14日から新しい首相令も施行され、それに先立って緊急事態は1月31日まで延長されました。規制を守りつつ、できることもあるとはいえ、やはり、秋の食祭りはかなり厳しく・・・規制に反していない以上は、各自治体や催行団体の判断で開催・中止に分かれています。
主だったトスカーナの秋祭りの開催状況をまとめてみました。
栗祭り
- マッラーディの栗祭り → 開催
今年で57回目を迎えるトスカーナ北部で一番の栗祭り、開催です!開催日は10月11,18,25日。例年よりは縮小版だそうですが、18日はピストイアープラートーフィレンツェ→ーマッラーディ、25日はリミニーチェゼーナーフォルリーファエンツァーマッラーディの特別蒸気機関車もあります。 - カスターニョ・ディ・アンドレアのバッロッタータ祭り → 中止
もう1つのムジェッロ地方の栗祭りは中止です・・・涙。 - ヴィーヴォ・ドルチャのきのこと栗の祭り → 中止
- カンピリア・ドルチャの栗祭り → 中止
もう1つの栗の産地はトスカーナ南部・アミアータ山、この山にある村々では毎週末あちらこちらで栗祭り・秋祭りが開催されますが、この小さな村2つは早々に中止を決めました。 - アッバディア・サン・サルヴァトーレの秋祭り → 開催予定、一転、中止
ほぼ毎年行っているヴィーヴォが中止なら、隣町で祭りの規模も大きいアッバディアに行こうか!という話も出ていたのですが・・・開催で告知が出ていたものの、今の感染拡大を見て、開催の10日前になって中止を決定しました。 - ピアンカスタニャイオのクラスタトーネ祭り → 中止
- サンタ・フィオーラの栗祭り → 開催
アミアータ山で、今のところ唯一の開催はこのサンタ・フィオーラ、こちらも縮小版とは思いますが、すでに10月10日・11日は開催し、17日・18日、そして24日・25日が予定されています。
トリュフ祭り
トリュフは10月末~11月開催が多いので、現在のところは開催予定が多いです。
- サン・ミニアートのトリュフ祭り → 開催
トスカーナいちのトリュフ、特に白トリュフの産地、サン・ミニアート。現在のところ、例年通り11月2~4週目の週末に開催予定です。 - ヴォルテッラの食祭り → 開催
トリュフを中心とした秋の食祭り、現在のところ、10月24・25日、10月31日・11月1日に開催予定です。 - サン・ジョヴァンニ・ダッソのトリュフ祭り → 開催
年に3回、品種違いでトリュフ祭りを開催するサン・ジョヴァンニ・ダッソは、3月・6月の祭りは中止としましたが、11月は開催予定。11月7・8日、14・15日の4日間開催です。
オイル祭り
- サン・クリーリコ・ドルチャのオイル祭り → 開催
意外と少ないオイル祭り、一番有名なのがこちら。28回目を迎える今年は、現在のところ12月5日~8日で開催予定。
こちらの記事でも書いた通り、10月14日~施行の首相令は11月13日まで有効。それまでに、いやそれまでに新規制が変わる可能性もあるので、現在開催予定のものも中止になるかもしれません。でもこんな時期だから余計に、アウトドアで少しでも楽しめるイベントに参加したいですね。
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