フィレンツェのトラムの路線、乗り方、切符の買い方

フィレンツェはローマやミラノから比べると小さな町ですが、市バスの他、路線のトラム(路面電車)が走っています。2010年に主に市民に活用される1号線(T1)が開通、そして2019年にはフィレンツェ空港と駅前を結ぶ2号線(T2)が開通。2号線は市民はもちろん、世界中からの観光客にも便利な路線です。

今までフィレンツェ空港に行くには

  • 空港バス
  • タクシー

の2つしかありませんでした。しかしトラムだと、こんなメリットが。

  • 専用路線なので渋滞がない
  • つまり時間に正確
  • 揺れが少ない(バスはカーブとか結構揺れます)
  • チケットが安い(1.5ユーロ)

調べてみましたが、トラム2号線ができてからは空港とフィレンツェSMN駅を結んでいたバスはなくなったよう。もちろん、荷物が多かったり、トラムの駅近く(フィレンツェSMN駅やウニタ広場など)でないホテルであれば使わないかもしれませんが、とにかく簡単で安くで便利なのです。

路線図

気になる路線図は、こちら

T1はフィレンツェ市北部の総合病院カレッジと、隣の市であるスカンディッチを結ぶ市民路線。フィレンツェ駅前のStazione Alamanniで空港線T2と乗り換えができます。

運行時間、所要時間

各路線の運行時間はこちら(英語)

それぞれ進行方向にもよりますが、朝の5時前後~深夜0時すぎ(金・土の夜は1時30分すぎ)まで運行。運行間隔も平日は6時30分~23時30分の間は4~5分間隔と以前の空港バスに比べると正確かつ頻繁に運行しています。

気になる所要時間ですが、観光客の方が一番使うT2(空港~ウニタ広場)は約22分。

切符

チケットはフィエンツェ市バスと同じチケットで、90分有効の普通切符は1.50ユーロです。トラム全駅に切符の自動販売機があるので便利です。フィレンツェに長期滞在してトラムやバスを10回以上使う方は、回数券(10回券、14ユーロ)が便利。こちらは駅の自動販売機では販売していませんので、タバッキやスマホアプリTABINETで購入しましょう。

乗車したら、社内の角に刻印機で刻印を忘れずに。抜き打ちで検査員が乗り込んで(あるいは下車したバス停で待機して)きてチェックしますので、刻印がない場合は罰金が課せられます(※刻印機が壊れている場合、すぐに直筆でも良いので日付と乗車時間を記入)。

スマホアプリTABINETでの切符購入方法、刻印方法の詳細については、こちらをご覧ください。

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荷物制限

主に空港を使うスーツケースの人が該当すると思いますが、荷物制限があります)。

  • 最大 10 kg 、55x40x20 cm のスーツケースまたは箱1つまで無料
  • 最大 20 kg 、80x45x25 cm のスーツケースまたは箱2つまで切符1枚追加で持ち込み可能
  • 20 kg 、80x45x25 cm 以上のスーツケースまたは箱は持ち込み禁止
  • ベビーカー、バギー、小さな楽器、釣り竿やスキー板、狩り用の銃は解体・折り畳みしてケースに入っている場合は無料で持ち込み可能(しかし赤ちゃんが乗っているベビーカー、バギーが折りたたまれているのは見たことがありません)

これって誰がチェックするのかは分かりませんが、おそらく切符の検札員だと思われます。

トラムについての詳しい情報は、トラムの会社GESTホームページにて。

 

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