有名観光地以外の、郊外の村にも行ってみたい。でも自分たちだけで鈍行電車やバスの乗車、そして乗り換え、もしものトラブルが心配・・・という方におススメの「通訳アテンド同行で安心!電車&バスで行くワンディとリップ」、今回は「ヴィンチ&チェルタルド」にお申し込みを頂きました。お客様は毎年イタリアに来られるリピーターのご夫妻。期間は1週間なので、基本的に1カ所に滞在して近郊を周るそうなのですが、ハイヤーツアー利用ばかりで、今まで鈍行列車には乗車されたことがないとのこと。翌日にご自分たちでアッシジへ移動されるという事で、そのリハーサルも兼ねて今回のツアーにお申込みいただきました。
1つ目はヴィンチ。フィレンツェからエンポリで下車し、駅中のキオスクでバスの往復チケット購入し、駅から右手のバスターミナルに向かいます。やや遅れつつも、無事に出発。運転手さんの後ろの座席に座った、地元おばさんの弾丸トーク(もちろん相手は運転手さん💦)に失笑しつつ、その方が下りたと思ったらまた地元の女性が同じ場所に座り、おしゃべり開始・・・「ここはきっと地元民おしゃべり席なんだな!」と爆笑。こんなジモティの生活に触れられるのも、ローカルバスに乗るからこそですね。
ヴィンチでは、主にレオナルド博物館を見学しました。以前とチケット売り場が変わっていたり、旧市街にあるミュージアム2つと2キロ離れた生家&絵画館と4施設の共通パスになっていたり、レオナルド没後500年記念の今年にいろいろと変化があったようです。
「ウィトルウィウス的人体図」の横には、おそらく期間限定のインフィオラータ(花びらなどで地面に作ったデザイン)もあり、博物館から見るとよりはっきり見えます。
やや曇りながらも、爽やかな秋のトスカーナの景色と、村の建物のレンガ色との調和がとても美しい!(残念ながら、塔は11月~3月はクローズのようです)博物館を見終わった後は、レオナルドが洗礼を受けた教会を見て、バス停近くのバールでカッフェ休憩しながらバスを待ちました。バスは時間ぴったりに到着という、サプライズも(笑)。
先にチケットも買っていたので電車乗り換えも滞りなく、チェルタルドに到着。ケーブルカーに乗って旧市街へ到着し、ランチはここで。あまりにも心地よいレストランだったので長居してしまいましたが、ここでのメインは美しい旧市街の散策。写真を撮りたくなる路地や一角がたくさんあります。
チェルタルドの端からは、10キロほどしか離れていない世界遺産の塔の町・サンジミニャーノが見えます。こんなに近いのに、残念ながらチェルタルドとを結ぶバスがないに等しいのですが、サン・ジミニャーノも比較的簡単にバスだけで行ける村の1つです。
このツアーは電車3回、バス2回、ケーブルカー2回、と3種類の交通公共機関を使います。ツアーや個人でもフレッチャ(高速鉄道)や空港バス・鉄道以外の公共交通機関は使うことはあまりないと思いますが、イタリア人の通勤通学風景、地元民の生活も垣間見えるローカル線の旅はまた違う楽しみがあります。今回はたまたま、電車の車両も3回ともバラバラだったので、案内やアナウンスのありなし、ドアの開けるボタンやレバーの違いなど、違いも楽しめました。最後の電車のチケットは、お客様と一緒に自動販売機で購入したり、掲示板の見るポイント、刻印なども説明しながら、翌日のアッシジ移動のリハーサルも。今回のお客様のように、一度自分で体験されると、次回からはアテンドなしでもチャレンジできるかもしれません!
「ヴィンチ&チェルタルド」以外もプランがありますので、リンクを参照ください。他にもまた、ご自分たちでなんとか行ける!という方は、フィレンツェから簡単に行ける小さな村、シエナから簡単に行ける小さな村、アレッツォから簡単に行ける小さな村を紹介していますので、こちらも各リンクを参照くださいね。これらの村以外にどうしても行きたい!方は、ハイヤーのプランもご用意していますので、こちらもリンクを参照ください~「世界遺産・オルチャ渓谷を巡る、ハイヤー1日周遊プラン」「アレッツォ県の見所を巡る、ハイヤー1日周遊プラン」。これらはフィレンツェ発着の1日周遊プランですが、トスカーナ自由自在ではピエンツァのハイヤーさんともコラボしていますので、シエナ発着やピエンツァ発着で南トスカーナ各地、またローマ⇔フィレンツェの移動をハイヤーで移動しながら観光する、というプランも可能です。ご希望に合わせてコーディネイトしますので、ぜひお問合せ下さいませ。