プーリア州ロコロトンド「U Curdunn」で待望のロコロトンド風トリッパを食す

今までずっと未踏だったプーリア。家族で夏バカンスで行くものだと思っていたら仕事で行く機会があり、滞在場所を迷った末に決めたのはロコロトンド!村についての詳細はまた後日に記事にするので少々お待ちいただくことにして・・・ロコロトンドで行った2つのレストランを紹介したいと思います。地方に行ったら地方の郷土料理!は必須。よさそうなレストランを検索するというよりも、調べて食べたくなった郷土料理を出しているレストランに行きました。シーズンオフでまだ本格的なクリスマスシーズンでもないため、開いているお店自体が少なくて電話しまくりましたが💦 ちょうど良さげ、とチェックしていたお店が開いていました!その名は「U Curdunn」。ん?なんて読むのーー!?たぶん「ウ・クルドゥン」だと思います。帰りがけにお店の人に意味を聞いてみたら、地元方言で「ロコロトンド」とのことでした。ここまでくるとまさに外国語!

村自体が路地だらけなのですが、アーチの下にあってちょっと分かりにくい表玄関(写真左)。写真右は裏側なのですが、開けられそうな扉になっていますが、ここからは入れませんのでご注意!お店の雰囲気は表玄関よりも裏口からの方がよく分かります。

さて、ここは郷土料理店だけあり、メニューの始めに郷土料理カテゴリー(Antipasto Tipicita’ Rurali)があります。ありました、ありました!このプーリア出張で一番楽しみにしていたと言っても過言でない、この料理= Trippa soffocata alla locorotondese con verdure(トリッパの野菜煮込み)、他のレストランでは簡単にInvoltini di Trippa(トリッパロール)と書かれていることもあります。これを嬉々として頼んだら、スタッフに「これかなり変わってるけど大丈夫?」と聞かれましたが、モツ好きの方だったらもちろん大丈夫。「トリッパ好きで家でも作るよ?」と言うと、👍と嬉しそうに厨房へ。

そして出てきたのがこちら~。事前に読んだ資料では、現地語ではGNUMERÈDDE SUFFUCHÈTE(読めませーん💦)、羊を使うのが元レシピのようですが、ここは牛のトリッパで。トリッパを結んでいるのは腸!なので、もう独特の食感がたまりません!野菜は玉ねぎ、にんじん、セロリをトマトで煮こんだもので、ソース自体に癖はなく、ほっこり美味しい。ああ、満足!!

ミッションを達成したところで、もう1皿何にしようかなーと迷った末、定番の肉団子に。

プーリア(南部?)の肉団子ってふわふわしてなくて詰まった感がありますよね。これも名物?なのか、薄めに切った牛肉を巻いたものも1つ入っていました。ソースはもちろん、トーストしたパンですくってキレイに。食べ物に必死になってチェックし忘れてたのですが、ロコロトンドはやや発泡した白ワインが有名だとのこと。オーダーの時に「地元のワインをグラスで」て頼んだら「じゃあ白だね!」と言われ、肉料理なのに白なのか?とちょっと思ったのですが、きっとこの Locorotondo bianco DOC だったのでしょうね。買って帰ればよかった~!とあとで知って後悔💦

この2皿でお腹いっぱいになり、狙っていたデザートはあきらめましたが、プーリア最後の夜を締めくくるにふさわしい夕食となりました。レジでは裏にあるキッチンから「彼がトリッパ作ったんだよ!」と紹介してもらい、「君はどうやって調理するの?」と聞かれてフィレンツェ風を教えてあげたり。あとでレシートを見たら端数の1ユーロをおまけしてくれてたり。ちなみに料金は水、グラスワイン、上記の2皿で30ユーロ。雰囲気も良くておススメです!

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

Restaurant U Curdunn
Via Dura, 19, 70010 Locorotondo BA
Tel :+39-080-7961318

木~火・12:30-15:00&19:30-23:00
水曜定休

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