今月も公開になりました!東海教育研究所の出版部門・かもめの本棚さんのオンラインサイトでの「イタリアの最も美しい村(I Borghi piu’ belli)」についての連載。奇数月はトスカーナ(5月公開予定が1日ずれて6月になってしまいましたが💦)・・・トスカーナの村はあちらこちらに行っていて、こちらの連載でもすでに7村の紹介になるのですが・・・連載も残り僅かなので、迷いつつもやっぱりここは入れたい!と書いたのがこちら、アレッツォ県のアンギアーリです。
タイトルだけでピン!と来る方もいらっしゃると思いますが、この村が有名になったのは、1440年の「アンギアーリの戦い」。フィレンツェ対ミラノの戦いでフィレンツェが勝利し、ミラノの中部侵攻を止め、その後のイタリア半島の政治状況に大きな影響を与えました。しかしその戦い以上にアンギアーリを有名にしたのは、タイトルのように「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。1503年、フィレンツェ共和国がヴェッキオ宮殿の現五百人広間に勝利した戦いの壁画を、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロに依頼したのです・・・!レオナルドはこのアンギアーリの戦い、ミケランジェロはカッシナの戦いを描くはずだったのですが、両方とも未完成で、その後の大改築の際にその場所にはヴァザーリの壁画が描かれることになりました。
50年ほど前からレオナルドの壁画が残ってるんじゃないか?の論争があり、昨年にその結論が本にまとめられました。そのあたりの話も、そしてアンギアーリの村自体ももちろん紹介していますので、ぜひ上のリンクより覗いて頂けると嬉しいです。
ご覧のように、観光客もほとんどいない今はとっても穏やかな情緒ある村。今まで何度も行っていますが、秋冬だったので今回初めての春の訪問、そして初めてTOP写真のパノラマポイントにも行くことができました!
村の中で一番写真を撮られているのはこの階段なのですが、いつ行っても日なたと日陰でコントラストがくっきりで、なかなかうまく写真が撮れないんですよね~💦 晴天のおかげで良い写真が撮れることもあり、こんな風に影くっきりで難しい場合もあり。文章も難しいですが、写真もほんとに難しい!
アンギアーリ他、アレッツォから電車やバスで簡単に行ける村をこちらにまとめてます。
ご自分たちだけで行くのが不安な場合は通訳アテンド付きプランもありますので、次回のイタリア滞在はぜひ小さな村にも足を運んで見てください。
この村を含む、かもめの本棚さんでの「イタリアの最も美しい村」の記事は、2022年10月に本で出版されました!
「イタリアの美しい村を歩く」
イタリアの最も美しい村協会推薦✨
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
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