見た目、エグイ感じもしますが・・・すんごいクセになるんです、コレ=バルディッチョというフィレンツェの北東部・シエーヴェ渓谷の名物サルシッチャ(腸詰ソーセージ)。おらが村とその周辺のルフィナ、ポンタッシエーヴェなど3、4市でしか生産や消費も行われていない、言わば幻の?とはいかないまでも、超限定地域のサルシッチャなのです。ポンタッシエーヴェではなんと、2016年に「バルディッチョのパリオ」として、バルデイッチョの料理コンテストまで行ったそう!
別名「狂った腸詰ソーセージ」・・・というのも、豚肉の捨てられてしまうような部位と、そして血が入ってるため色がドス黒くなり、狂ったという形容詞が付いたそう。ニンニクやフェンネルなど多くのハーブとスパイスが入っているため、味はかなりパンチがきいているので、地元産の赤ワイン・キアンティルフィナにと~っても合います!細かい配合などは、それぞれの肉屋さん代々の伝統のレシピがあるそうですよ。
一般的な食べ方は、やはりグリル。この日はジャガイモと一緒に。
バルディッチョはおらが村のクリスマスイブのイベント・フジーニョ(Fusigno)で、教会前の広場でミサの後にワインと一緒にふるまわれます。私たちはいつも ばーちゃん村 に滞在して こっちのイベント に行くため、残念ながら今までこのイベントには行ったことないですが、近年始まった Fusignoの夏バージョン や、その時期が無理でも休暇の家 に滞在される方は村の肉屋にも売ってるので、ぜひぜひ購入して、焼いて食べてみて下さい!(パパ友のロレンツォ君が毎週月曜午後に仕込みます)。最近はバルディッチョの協会もでき、周辺の町でもいろいろイベントがあるようですが、フィンレンツェでは食べられない一品!
うちはやったことないですが、トマト煮やリゾットも美味しいそうです~今度やってみよ!