9月第二週末は、おらが村恒例の9月祭。おらが村随一の特産品、おらが村の名前もついた「ロンダの女王」と称される白桃の収穫祭です。この白桃がおらが村に定着した歴史やかつての祭りの様子はこちらで記事にしています。
フィレンツェ郊外ロンダ、『女王』と呼ばれる希少な桃によるシティプロモーション!
今年は9月の6,7,8日で、8日はおらが村地域プロモーション協会会長で友人でもあるイラリアの50歳の誕生日。そこで親しい友人が7日の深夜0時を回ったころにサプライスをしようと企画し、私もそのグループに入りました。
イタリアでは子供から誕生日会は必須、そして成人や20、30、という10年ごとの節目は盛大にお祝いすることが多いです。それはたとおっさんやおばちゃんと呼ばれる40、50でも、いや、この年代が特に「まだまだこれから!」感のあるお祝いになります。
その企画は、7日の広場のコンサートは終わった後、まだ少し余韻が残る0時前、市長がステージにイラリアを呼び、50お祝いのタスキをかける。そこから音楽を入れて私たち10人が上着を脱いでノリノリで入場、上着をステージに投げ入れ、列になるとTシャツに一文字づつ書かれたものが「AUGURI💚50💚(50歳おめでとう)」となり、マンマ・ミーアのダンス開始!2巡目からは周りの観衆も一緒に踊る!というもの。それから💓のTシャツを着たパートナーであるアンドレアが50とかたどったケーキを持ってステージに上がり、彼女の息子と甥っ子・姪っ子が横断幕「誕生日おめでとう、もっと良いことはこれからやってくる」を広げる・・・どうですか、この演出!
ダンスは友人同僚でダンスの先生が作ってくれた見本ビデオをグループチャットに入れ、各自で練習しながら全体練習も学校の多目的ホールで3回。2、3回は音響担当の男性も合流。友人ダンナさんが全体を見てコメントをくれた以外は、自分たちだけで苦手な部分を教えあい、いざ、本番へ!
※ちなみに私は「A」で一番端
市長が遅れて0時もかなり過ぎていたけど、2巡目も飛び入りで踊ってくれる人も多くて超盛り上がり、皆でおめでとう!の大合唱も。イラリアも驚き感涙でしたが、これも彼女が皆から愛されているからでしょうね。何よりイタリア人のすごいところは、ぶっちゃけそれほど振りがそろってもないし、間違える人がいたとしても、「よかったよね!」「楽しかったよね!」「またやろうよ~!」と、「あれはこうしたがよかった」「〇〇さんは間違えた」「間違えてごめん」とかは一切言わないこと。反省がないと言われればそうなんですが、こういうお楽しみ企画は細かいことで水を差すよりも、やはりノリとめいっぱい楽しむことが一番なのだなあと改めて思いました。
あとで2方向から撮影した動画がグループチャットに投稿されましたが、ここでも「私らめっちゃイケてる!」「最高!!」のオンパレード。うん、私たちサイコー!またやりたい!!です。
愛すべき、美しい30の村
飾らない、ありのままのイタリアへ!人口や景観など、「イタリアの最も美しい村」協会が設けた厳しい基準を満たした村だけが加盟を認められる「イタリアの最も美しい村」。その中から、イタリア在住20年以上、トスカーナ州の田舎町に暮らす著者が、“忘れられない”30の村をセレクト。古きよきものが息づく小さな村の魅力を、旅先での出会いやエピソードをちりばめながら綴る。
本の詳細はこちら
「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」
「トスカーナのおうちごはん春夏編20レシピ」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(モノクロ版)」
「コロナ・ロックダウン緩和直後のイタリア・フィレンツェ記録写真集(カラー版)」
「トスカーナのおうちごはん秋冬編20レシピ」
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