家籠りも2週間近く。コロナの闇は北部から中部にもジワジワと降りてきて、ここ人口1800人のおらが村にも感染者が4名も出てしまった。食料を買いに行くのは家族に1人認められているけれど(申請書携帯)、ウィルスは見えないので可能な限り外には出ないほうが良さそう。そこで、前から宅配してもらってる農家さんが今ある品目リストを送ってくれたので、ここでも大量買い込みに。彼らの生産品である野菜や卵の他に、ヤギのチーズ各種も=おらが村では皆知ってる、おらが村のチーズ工房の製品も一緒に彼らが宅配してくれるよう。もちろん、彼らの負担も軽減したいので、品目と量を吟味して書き出していると、「あ、オレンジもシチリアから入荷したよ!」と追加メッセージ。そしてダンナが「ワインはないんかなー」と聞くので、そういえば、前に日本のお客さんと行った時に、おらが村の別の小さな生産者から大量に買ってるって言ってたなー、分けてもらえないかなー、と聞いてみると、それもOK!・・・てことで、Top 写真のものを。
ちなみにオーダーしたものは
- オレンジ1ケース10キロくらい? ★
- リンゴ2キロ
- ジャガイモ2キロ
- ラディッキオ(サラダ菜)
- 黒キャベツ
- にんにく
- 古代小麦の0と2の小麦粉を5キロづつ、合計10キロ
- 赤ワイン1.5リットル ★
- ヤギのチーズ手のサイズくらい ★
全部、無農薬の農家直送品で、合計約60ユーロ=7500円くらい?ちなみに卵12個も頼んだんだけど「今朝あまり産んでくれなかったので、たまったらまた持っていくね」だって。卵のためだけに来てもらうのは申し訳ないんで、うちの近所の人の宅配あるついででいいよ!と言っておきました。
しかし、この農家さんは元々測量士のファビオが趣味から始めたもので、正式に登録したのはほんの数年前。「今から行くよ!」と言って夕方まで来なかったり(しかもこっちが「いつ来るの?」とメッセージしてやっと)、やらかし屋のところもあるファビオですが、戦略なのか?突発的なのか?とにかくアイディア出して動きまくる、おらが村の農家をけん引する立場になっています。なので、ただ美味しいものを作ってるだけで売り方を知らない古典的な農家さんや、同じようにこだわりを持つ農家さん、おらが村だけでなく同じ志で農業を行っている別の州の農家さんともコラボレーション!おかげで、1回の配送に★のついている別の農家さん含め4生産者さんのものが一回で宅配してもらえるように。
早速、すぐに使わないストックは気温の低いガレージへ。黒キャベツは一部はリボッリータへ、残りは下茹でして冷凍庫へ。オレンジはスプレムータやスキアッチャータ・アッラ・フィオレンティーナに、じゃがいもは大半はニョッキにしてこちらも冷凍保存、赤ワインとチーズは毎日のお供に・・・
生ハムとともに、焼き立てのスキアッチャータに挟んで。あああああ、至福の時!!!!精神的に少し辛くなってきた家ごもりも、美味しい食事のおかげで何とか過ごせています。