ルッカ北部バルガの「Da Aristo」、看板おじさんセレクトの地元グルメを堪能

ルッカ北部のバルガは、小さな村の3大協会=イタリアの最も美しい村、オレンジフラッグ、スローシティ全てに加盟しているとっても美しい村。初めて行ったのはもう10年近く前、12月の前半でしたが、今回はまだ残暑残る9月に再訪することができました。

ルッカ北部の「スコットランド風」の美しい村・バルガ

そして今回は、前回行けなかった場所で絶対にランチするぞ〜と意気込んでおりました。上のバルガ村の紹介記事にもちょっとでているお店・Da Aristo。村のほぼ真ん中、ちょうど市役所の斜め前にあります。広場に面していて、外席がたくさんあるのも嬉しい・・・これは店の前ですが、道を挟んだ向こう側の広場にも席があります。外国人観光客も、地元の人もけっこういました。

そしてキタキタ、あの強烈なインパクトのヒゲおじさん。メニューは私が座った入り口近くの壁に貼ってあり、何を頼もうか迷いましたが、もうここはヒゲおじさんに聞いてみたほうが早いし面白そう!超地元以外で聞くのは、やはり「この地の名物料理は何ですか?」そしたら最初は絶対これ、それからはお腹の好き具合によるけど、これかこれか・・・全部食べてみたいけど1人じゃ無理!うーむ・・・と悩んでいると、私も耳元で「そしたらこの2つをちょっとづつ持ってきてあげるよ」とウィンク。やっぱり会話しながら注文すると、こうやってアレンジもしてもらえたりするから楽しい&やめられないのです。

そして「最初は絶対これ」と言われたものがやってきました・・・それはニシンのオイル漬け。こんなトスカーナの山の中で、なんでニシン!?これはバルガの村記事でも書いてますが、1800年代後半からバルガから多くの人が成功を夢見てスコットランドへ移住し、その子孫らが故郷バルガを訪問する際にスコットランド文化を持ち込んだのです。このニシンのマリネはその持ち込んだものの1つってわけ。2枚目からは自分でやるんだよ~と言いながら、1枚目のパンにニシンを乗せてくれたヒゲおじさん。あ、名前はジョヴァンニさんです(笑)。

こんな感じでつゆだくならぬ「オイルだく」で!酢が効いた中に、ニシンの味もしみ込んでいて美味しいのです!パン食べすぎを避けるため、私は2枚目からニシンをてんこ盛りにして食べました。それでもニシンを全部食べるためには全部で3枚も・・・💦まだ次があるのに!

続いて、選びきれずにちょっとづつ持ってきてもらったのは、このエリア特産のファッロ(スペルト小麦)のパイに、これまたこのエリア特産のサラミ・リンケット。ファッロがパイって炭水化物だらけで美味しいのかな?とやや疑っていたんですが、やわらかめに煮こんだファッロにチーズとこしょうが効いていて超美味!これは家でも真似したい一品です。そして初めて聞いたリンケット。牛の背肉サーロインの脂肪を取り除き、ポルチーニ茸、スパイス、塩で熟成させたものなんです。これが薄くカットされているのですが、旨味がすごい。そしてパルミジャーノチーズとよく合う!そして赤ワインにもよく合う!と、まだバルガに着いたばかりなのに、ついつい飲みすぎてしまいました。

そしてやはりヒゲおじさんの写真を撮りたい・・・と思って常連客としゃべってるのをズームで隠し撮りしてたら、遠くからじゃなくて写真撮ってよ、と、撮られ慣れしている様子。なぜかどの顔もマジ顔なのですが、あちらこちらのテーブルに顔を出してはおしゃべりをし、目が合うとウィンクし、そして耳元で「Se bellissima(君はなんて美しいんだ)」とささやいてきたり・・・ともかく、名実ともにこのお店の看板おじさん。店の名前からてっきりアリストさんかと思っていたのですが、アリストさんは先代の方。2010年に亡くなられた後、ここで働いていたジョヴァンニさんの息子さんと彼が買い取り、2014年から再スタートしたのですが、今も昔もバルガの有名店です。

ちなみに隣の雑貨屋さんは、奥さんが経営のスコットランドとバルガの名産品の店。この時はバカンスでお店は閉まってたのですが、ランチ時間も終わりかけでお客さんも少なくなってきたので、別のグループ客といっしょに中に入れてもらいました。こんな風にチェック柄のスコットランド雑貨やティーセット、そして名産品のファッロや地元のはちみつなど、バルガのお土産にも良い品がたくさんあります。

バルガのほぼ中心、市役所のある広場にあって分かりやすい・・・いや、開店中はジョヴァンニさんが店の前でうろうろしてるので、それが目印です。一度見たら忘れられないインパクト、会話したらもう虜になってしまう?そんな彼に会いに、そして美味しい名産品を食べに行ってみてください。

基本情報

Da Aristo
Piazza Salvi, 6,  Barga
Tel : +39-0583-723062

木~日・10:00‐22:00、水曜定休

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