イタリア北部、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理

イタリア各地に行くと、楽しみなのが各州の郷土料理!イタリアはほんの150年前までバラバラな国だったこともあり、方言、料理、習慣などが各州、同じ州でさえ違うことも多々あります。トレンティーノ・アルトアディ州

イタリア北部、トレンティーノ・アルトディジェ州の美味しいもの

に続いては、そこからヴェネト州を挟んで東側のジェフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の美味しいものを紹介します。ここが完全にイタリアになったのは再一次世界大戦後、そして現在でも特別自治州なので、イタリアというよりオーストリアやスロヴェニア文化も色濃く残っています。

 

Cjarsons(チャルソンス)

同じ州でも海側と山側で違ってきたりしますが、まずはスキーで行ったオーストリアに近い山側(厳密に言うとカルニア地方)で食べたものから。これはメニューを見て、まず読むこともできなかった衝撃?の料理、チャルソンス。これはまさにカルニア地方の郷土料理で、チャルソンス協会もあるそうです。これ、まず出てきたときに思ったのは・・・餃子?笑。

しかし餃子よりももっと皮が分厚く、もっちもち!中の具は香草で、バターソースに上に熟成リコッタの削ったものがかかってます。チャルソンスの具材はいろいろありますが、これは元々、スパイス商人のフリウリ人がアルプスを越えて売りに出て帰ってきた時に、残ったスパイスを使ったパスタで帰還のお祝いをしたものだそう。なので、家にあるベーシックな素材なら何でもOKのようです。そして面白いのは、オーダーした時に「Salato o dolece? (しょっぱいのか甘いのかどっち?) と聞かれたこと。なんとパスタでありながら、甘いバージョンもあり、別の日にデザートとしてオーダーしてみました。

これが、ウ~ンまい!!皮は同じで、中はクルミと干しブドウが刻んだものをカカオでまぶしたもの。ソースはバターソース・・・すんごいカロリー高いですが、寒くて疲れた日にこれを食べると一気に元気が出そうでした。

Spatzle

もう1つのパスタがこちら・・・名前を忘れてしまったので後で調べて出てはきたのですが、読み方が分からない!元々は南ドイツのspätzleで、イタリア北部でも食べられるようになった細長いニョッキのようなもの。食感はモチモチで、一般的にほうれん草や野草を練りこんであり、こんな風に鮮やかな緑色をしています。こちらもシンプルにバター&チーズで・・・やはり北に来るとオリーブオイルよりも断然バターのものが多くなってきます。

モンタージオチーズ

セコンドのカテゴリーにあった、「チーズグリル」。ほんとに名前のまんま、大きなスライスのチーズが焼かれてどどーんと出てきました。チーズはフリウリ北部のモンタージオ高原特産のモンタージオチーズ。ここにはこれを食べた冬でなく、別の年の夏のフリウリバカンスで行きましたが、ここで育つ牛ちゃんは幸せだろうな~というほどの素晴らしい環境でした。

熟成2カ月のフレッシュタイプから18カ月以上の超熟成まで。超熟成でも1年半なので、それほど固くはないそうです。

グーラッシュ

他のセコンドは、グーラッシュ(牛肉の煮込み)、やはりドイツ語圏の料理が多い!そして、付け合わせの多くがポレンタ!これもまさに北の代名詞的な食べ物の1つですね。

ザワークラウト

よく出てくる付け合わせのもう1つが、このザワークラウト。これもドイツ語圏で出てくる料理ですが、国境を接しているイタリアの地方でもおなじみの料理です。私は結構好きなので、今回記事をリライトした記念に家でも一度作ってみたいと思います。ちなみに写真はトリエステ郷土料理店で食べたものですが、メインも茹で肉とソーセージで、もう雰囲気がイタリアっぽくありませんね。

グバーナ

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パンの中に、グルグルと渦巻いて挟まってるのはクルミ、レーズンなどのドライフルーツやナッツ類、そしてグラッパ&マルサラ。中世を起源にもつ伝統菓子で、クリスマス、イースター、結婚式など、フリウリでの「ハレの日」の定番だそうなのですが・・・私にはアルコールがえげつなすぎて一口食べただけで十分でした。

そして食べてはいないのですが、トリエステの郷土菓子だけでもこんなに・・・

本当に、州が違えば何もかも違う!特にトスカーナに住んでると同じ中部ではそれほど大きな違いは感じませんが、フリウリのように特に国境が接している北部や、そしてカンパーニア以南は全く違う食文化になって本当に面白いです。近年は北部が多く未踏はアオスタ州だけになりましたが、コロナが終わって落ち着いたら、国内は未踏4州もある南部を攻めたいです。

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