おらが村の隣町から山道を6キロ、ポンタッシエーヴェ市の分離集落・アコ―ネ。まさに教会1軒、レストラン1軒、数軒の家しかない小さな小さな集落です。以前にダンナから聞いていた、このレストランでしか食べられない幻のパスタ「アコーネ風ペンネ」を食べに、結婚記念日のお祝いも兼ねてエッチラオッチラやってきました。前から知っていたものの、なかなか来られなかったのですが、昨年移った次男のサッカーチームのママ友が何と経営者家族と発覚!てな訳で、2日前の彼女の息子さんの誕生日パーティで口頭予約(笑)
丘の上まで着くと、あるのはその集落のみ。集落の割には立派な教会、その前に車を停めて・・・
間違いようもない(笑)、集落唯一のお店に向かいます。
ママ友がすぐに挨拶に来てくれたものの、結構なお客さん。日曜のランチとはいえ、2月にこんな不便な場所になんでこんなに人が来るのか?と思うほどの賑わい・・・なので、期待は高るばかり!
メニューのプリモの欄は、やはり!この店名物、秘伝の「アコーネ風ペンネ」が一番に。分かるのはスパイシーソース、だけ、あとのレシピは秘密、やって!メインは炭焼きの肉が多く、普通のメニューだったので、今回は前菜とプリモのトリス(3種類、2名~)を頼むことに。
まずは前菜の盛り合わせ・Antipastissimo 。うちの息子たちは鶏レバーパテのクロスティーニが大好きなので、クロスティーニは全部これにしてもらいました。そして生ハム、フィノッキオーナ(フィレンツェ名産のフェンネルシードがきいた半生タイプのサラミ)、ソプレッサータ(頭や舌など豚のいろんな部位の入ったトスカーナのサラミ)、野菜のオイル漬、チーズ2種、そしてピンツィモーニオ(生野菜)!そして久々に牛肉のカルパッチョを見つけたのでオーダーしたけど、素材なくブレザオラ(牛肉の燻製ハム)となりました。
そして!待望のパスタは1番目は
ゴルゴンゾーラとルーコラのタリオリーニ。ゴルゴンゾーラって量とか種類によってはエグくなるんだけど、これはとっても優しい味でとってもクリーミィ。子供たちはゴルゴンゾーラも辛いのも苦手なので、子供用に頼んだのは、絶対間違いない!ムジェッロ風トルテッリのミートソース。そして最後に到着したのが・・・
こってりとしたソース・・・何が入ってるのか?を当てようと、ダンナも私も神妙に口の中でゆっくりしっかりと味わう・・・まず、予想以上に辛いので、ペペロンチーノは間違いなく(笑)。2人の意見を総合すると、トマトピューレと生クリームベースに、キノコ?ひき肉?など味わいを増すものがピューレ状になって入っていると予想(固形物はほとんど感じられないので)。美味しかったのだけど、前菜2種から大人2人で2種類のパスタを分けたため、お腹いっぱい・・・!とはいえ、やはり別腹ということで、私はパンナコッタ、
ダンナはこのカーニヴァル時期のトスカーナのお菓子・フリッテッレを。当日の朝、ママ友のマンマが仕込んだそう。私は満腹のため1つも食べなかったけど、今度家で作ります!
私たちが帰る15時頃も、まだまだこんなに人が!こういう昔からある田舎のコテコテトスカーナ料理店って、何だかもう永久に不滅なんだな、って思ったランチでした。ちなみにお会計は、前菜2、トリスのパスタ2、水、クオーターワイン1、デザート3で65ユーロでした。
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基本情報
Ristorante Pizzeria Acone
Via della Vittoria, 65A, Acone FI
+39 – 055 – 836 – 1719
夏:水~日の19.30 – 24.30、日曜はランチも営業
冬:木~日の19.30 – 24.30、日曜はランチも営業