フィレンツェから北に40キロほど、ジョットの故郷としても有名なヴィッキオという町のはずれにあるのがこのお店。地元ではかなり有名で、フィレンツェからもやってくる人もいるほど・・・トラットリアとテイクアウトカウンターがありますが、どちらもいつも賑わっています。
さて、お店の名前・ La casa del prosciutto の意味ですが・・・コレですっ !
お店の名前の意味はズバリ、 ハムの館 。小さな入り口を入ったら、天井から吊るされた生ハム達が圧巻!この写真だけで、生ハム好きの方はもうノックアウトでしょう~。そして、この狭いスペースにはぎ~っしりと美味しそうなものがいっぱい!ショーケースには サラミやチーズ各種 、外にも ポルチーニや栗などの旬の食材、カウンター奥にはワインもたくさん並び、棚にはお土産にもよさそうなソースなどの瓶詰めの商品もあります。
カウンター上に貼ってある黄色い紙が テイクアウト(ASPORTO)のメニュー。実はすぐ右横に40席ほどのトラットリアが併設されているのですが、基本的にメニューは同じ、 トラットリアで出されるものと同じ です。トスカーナ名物のクロスティーニは レバーパテだけでなく、ポレンタフライ&きのこ、生ハム&ゆで卵&グリーンソース、アンティチョークパテ、ポロネギパテ、サルシッチャとパプリカのパテなど、他では見ない種類も豊富。プリモはこの地方名物のトルテッリ・ムジェッラーニ(ムジェッロ地方のトルテッリ、じゃがいもが入ってます)、ストロッツァプレーティ(ニューディとも呼ばれる、リコッタとほうれん草のお団子)とトマト、ラグー、あひるのラグー、きのこソースの組み合わせ、そしてトスカーナ名物リボッリータ。セコンドのオススメは、 うさぎ肉のリピエノ (中にハムや卵が巻かれています)。
こちらがある日の注文の品。これで私達(大人2人+2才の息子)は満腹!&これで 20ユーロ以下! テイクアウトをすれば、プラスチックのお皿・ナイフ&フォーク・紙ナプキンをくれて、外にあるスペースで食べる事もできます。そしてそこから階段を少し上った所に、また別のオープンスペースがあり、塀で囲まれているので子供連れも安心して食事ができます。
それから、マウリッツィオさん手作りのドルチェもオススメ!ショーケースに並んでいるのから選べますが、どれも美味しそうでういつも迷ってしまいます。
ここの魅力は美味しさと安さもあるけれど、 スタッフがキビキビ&親切なのもピカイチ~人気店になるのも、ホントに納得です!
ギャラリー(写真をクリックすると拡大します)
基本情報
La casa del Prosciutto
Via Ponte a Vicchio, 1 Vicchio(FI) Tel:055-844031
月曜・火曜定休、ランチのみ
【行き方】
お店の前にバス停がありますが、残念ながら営業時間中に行ける便がありません。最寄り駅はフィレンツェから直通電車で約1時間のVicchioですが、そこから徒歩15分です。電車についてはこちらをご覧ください。
【AMAZON KINDLEより、2冊のトスカーナ本を発売】
