おらが村の人気アクティビティ、ダニエーラの料理教室。メニューに関しては、事前にお客様のご希望をお聞きしていますが、大半は「この地方の手打ちパスタ」、そしてたまにピッツァ、なのですが、今回のお客様はなんと・・・フィレンツェのソウルフード・ランプレドットとトリッパ、と初の臓物リクエスト!このお客様、実は7年ほど前からコーディネイトやアテンドをさせて頂いている方で、おらが村にも3年前にお越し下さり、とても気に入って下さっての再訪。臓物好きとは私も良く知っていましたが、まさか、ここまで喜んでくださるとは!
あらかじめ肉屋に注文していてくれたトリッパは1.5キロ!それを帯状に切っている様子・・・気持ち悪ーい!ていう方も少なくないであろうこの大量のトリッパに、この微笑み・・・これで、どれだけトリッパがお好きなのか分かりますね(笑)
もちろん並行してランプレドットも煮込んでいきます。もうキッチン中がランプレドット屋台のよう(笑)
煮込んでいる間に、他の作業を続けます。サイドディッシュは、ナスのパルミッジャーノ。もちろん、ナスもトマトソースも自家製です。ナスは素揚げにしてますが、こんな風に事前に揚げてザルに置いておくと、油分が落ちて軽い仕上がりになるんですって~これは真似しよう!
そして、ランプレドットには欠かせない、グリーンソース。私のレシピとは若干違っていて面白い!ダニエーラのは茹で卵に酢漬けの野菜も一緒なので、辛みは少な目のマイルドなソース。
作業が終わったら、煮込み完成まで庭のテラスでアペリティーヴォ。この風景、この空気、そしてこのお宅のヤギのお乳から作った自家製チーズに自家製ジャム!!これだけで、もうすでにテンションは最高潮です。
FIRENZEのTシャツを着て颯爽と登場したフランチェスコ。ランプレドットはグリーンソースにかけて食べるだけかと思いきや、ちゃんとパニーノ用のパン・ロゼッタも準備してくれ、そして屋台と同じように「全かけ?(=グリーンソース、辛いオイル、塩、こしょう。屋台でも全かけか、何かを除くかオーダーできます)」、そして上のパンには煮汁を浸して・・・フランチェスコ、今すぐ屋台できるがな(笑)
最高なのは、ちゃんとビニール袋に入れてくれること!ランプレドットのパニーノは、食べてるうちに具や汁が出てくることがあるので、屋台でもこうしてビニール袋に入れてくれるんです・・・再現率100%、当然ながら超美味しい!!
ランプレドットの煮込み方は同じですが、トリッパは私のレシピとは若干違い、仕上げにバターとチーズが入る為まろやか&コッテリで、これはこれでまた美味しい!お客様は、もう「夢でも見ているかのよう・・・」と大満足、いや恍惚な表情でかみしめていらっしゃいました。その後はお決まりの、お手製デザートに各種自家製食後種でエンドレス状態。お腹も心も、いっぱい満たされる夜となりました。
他にも、シェフの希望で日常のコテコテトスカーナメニュー&ハレの日のメニューなど、お客様からのご希望にもお答えできます(基本はトスカーナ料理で食材が旬のもの)。ヤギのチーズ作り体験は、お乳も終盤のため今年は終了、来年は子ヤギの生まれる3月頃よりリクエストも受付予定です(料理レッスンに追加の場合は、別途料金が発生します)。
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