フィレンツェから簡単に行ける小さな村、チェルタルド。プレトーリオ宮と並ぶくらい、SNSでの写真でよく登場するチェルタルドのシンボル的な建物が、このホテル「Il Castello」、メインのボッカチオ通りの東の端がプレトーリオ宮、西の端がこのイル・カステッロです。ホテルの右側はお庭になっており、春~秋は併設のレストランのテーブルが並びます。パラソルや木の陰が爽やかで、ここから見るパノラマもとっても美しいですよ。
こんな優雅な雰囲気なので、きっと高いんだろうなーと今までは覗くだけだったのですが、入口に置いてあるメニューを見ると、想像よりはお値段は抑え目・・・月曜でほとんどのレストランが閉まっていることもあり、またお客様のご希望もあり、やっと(笑)入ることができました。
他のお客様の雰囲気も、お店のスタッフの雰囲気も、心なしかとても上品で丁寧。お庭には陸ガメが2匹のっそりと徘徊しており、ゆったりリラックスムードが漂います。
メニューはトスカーナ料理ですが、お料理の盛り付けもなかなか美しい~まずは前菜は盛り合わせと牛肉のカルパッチョ。盛り合わせはサラミとチーズの他にも、ドライトマトやトスカーナの夏の郷土料理の代名詞・パンツァネッラ、トスカーナ北西部・コロンナータ名産のラルドのクロスティー二、そして!チェルタルドが誇る名産品・赤玉ねぎのクロスティーニもありました。これが甘くて美味しいんです!
プリモは3種選んで3人でシェア。
皆ポルチーニが食べたかったので、ポルチーニのリゾットと、トスカーナのプリモ2種。チェルタルドはフィレンツェ県ですがシエナ県との境でもあるので、フィレンツェ・シエナ両方の料理があったのですが、写真はフィレンツェのニューディ。ほうれん草入りリコッタチーズのお団子なのですが、これがパスタに包まれているとラビオリ=パスタがないからヌード、という名前がついているんですよ。ペコリーノチーズのクリームソースに、カリカリに焼いたパンチェッタの食感もいい感じです。そしてシエナからは、やはりピチのパスタをラグーソースで。プリモ3種はいずれも優しいお味で無理なく美味しく頂けました。ロケーション、雰囲気、味も二重丸、ついつい長居してしまうレストランですよ。
こちらはインスタとFBページでたくさん「いいね!」が着いた500の写真、これ、ちょうどこのレストランの外壁に停まっていたんですよ。インスタではホテルのアカウントのいいね!もついていたので、もしかしたらホテルの人の車かしら・・・?(旧市街は許可のある車しか入れません)。
ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報
Il Castello– Ristorante
Via della Rena 6, Certaldo
Tel : +39-0571-668250
開店日・時間は要確認、9月は月曜のランチでも開いてました