「ヴェネト・ラディッキオパック」の中身とは?

イタリアは州ごとにいろいろ違うのも面白いですが、それは料理だけでなく、素材である野菜まで!もちろん全国に元々ある野菜もあれば、一部の地域だけだった野菜が徐々に普及していったりするケースもあります。例えばトスカーナ野菜の代表格は黒キャベツですが、最近はミラノやローマでも普通に見かけるそう。ただし、ある程度寒い場所でしか栽培できないので、南部にはないかもしれません。逆に他州の野菜だけれど、最近手に入るようになった野菜の1つがプンタレッラ。

ローマの野菜・プンタレッラをトスカーナの家で食す

そして先日買ったのが、TOP写真の「ヴェネトのラディッキオセット」1キロで3ユーロ弱(約300円、安い!)。これはCOOPは毎冬に特価で登場するセットで、前にも買ったことがあるのですが、今回ももちろんGET!私はこの「トレヴィーゾのラディッキオ(タルディーヴォ)」が大好きなのですが、なかなか高価。今回は普通ならタルディーヴォしか買えない価格で、この1箱だったので、とってもお得なのです。

さて、中身のほうはヴェネトのIGP(保護指定地域表示)ラディッキオ3種類。

右から、

  1. Radicchio rosso di Treviso Tardivo(トレヴィーゾのラディッキオ、タルディーヴォ)
  2. Variegato di Castelfranco (カステルフランコのヴァリエガート)
  3. Radicchio rosso di Treviso Precoce(トレヴィーゾのラディッキオ、プレコーチェ)

トレヴィーゾはヴェネツィアより北に40キロの中都市、カステルフランコはヴェネツィアより北西に50キロの中都市。前者は出張で宿泊だけしたことがありますが、後者はここからバスで行く取引先に数回行ったので、私にとっては馴染みのある町。名前に Castel (城)がついてるだけあって、城壁にぐるりと囲まれたとても素敵な町です。ちなみに正式名称はカステルフランコ・ディ・ヴェネト。というのも、カステルフランコという名前の町はもう1つ、モデナ近郊にカステルフランコ・エミリアがあります。

さてさて、これらの野菜をどう食べるか。基本何でも使えると思うのですが、タルディーヴォはシンプルにグリルパンで焼くのが好き!

その後、アーゾロに本の取材に行った時にジュリアーノに大量に買ってもらうというサプライズがあり、タルディ―ヴォをいろんな調理法で食べてみた様子はこちら。

「ラディッキオ・タルディ―ヴォ」どうやって食べる?

プレコーチェはやっぱりリゾット。今回は余っていたゴルゴンゾーラと合わせました。

一番困る?のがカステルフランコで、このキレイな柄を見せようと思うと、こうやってサラダにするのが一番。

しかし、この冬はレタスをあまり買わず、旬のチコリばかり食べています。この苦みも歯ごたえも、食べてるうちにハマっていく美味しさ!タルディーヴォは定価だとやや高いし、カステルフランコは単品でも売ってないし、特価期間がが終わる前にこの冬もう一回ヴェネトのラディッキオを楽しみたいと思います!

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