キアンティの名物肉屋のレストラン~Dario Cecchini

おそらく日本でも有名になりつつ(もうなってる?)ある、ダリオ・チェッキーニ のお店は パンツァーノ・イン・キアンティ にあります。フィレンツェから直通バスがあり、バス停向こう側の階段を上がったところなので、とても行きやすいところ。

春~秋で天気が良い日は、この写真のようにテラス席で食事ができます。

チェッキーニは代々続く老舗のお肉屋さんで、ダリオはその8代目。美味しいのもあるけれど、 ダリオのその強烈なキャラクター と独自の哲学で作ったこのレストランが評判です。レストランは同じ場所でOFFICINA、SOLO CICCIA、DARIO DOCの3種類を展開。私が行くのはいつもランチなので、 DARIO DOCメニューしか食べたことがありませんが(これだけで十分お腹いっぱい&肉尽くし!)  “オニク、バンザイー!” と肉塊を持ち上げて叫び、肉をさばくというOFFICINA は、今後のお楽しみ!

お肉屋さんを見たい方は、フィレンツェからバスで来た場合、進行方向に歩いてワインボトルがででんと立つ広場を通り過ぎた後、左向かいの坂道を上ってすぐ左側。ここでは、レストランに入る前にカウンターでおつまみ、そしてワイン飲む?とワインまで提供してくれます。お肉に使う塩やラードペーストなど、お土産も買えますよ。肉屋から入った場合、カウンター脇の隠しドア?から入り席に案内されます。

テーブルセッティングはこんな感じ。牛の部位が入ったペーパーマットが可愛いです。

DARIO DOCメニューでは、スティック生野菜と水、パンがすぐ出てきます。

水の表記が面白くて、一般的にnaturaleと言うガスなしを liscia(なめらかな、という意味)、まだそれはたまに聞くとしても、ガス入りgassataまたはcon gasが、con bolle (泡入り)は、子供がよく言う呼び方なんです。

そして嬉しいのは、ここではワインはここでもオーダーできますが、 持ち込みもOK!ワイナリーやエノテカに先に行った方は、そこで購入したワインをすぐに賞味できるという訳です。

そして、 10ユーロメニューがこちらのハンバーグ 。

焼き加減もオーダー時に聞いてくれます。とにかくボリュームあって、中はカリッと&中はジューシー!!ポテトフライやパッパ・アル・ポモドーロなどの付け合わせも美味しいです。

そしてこちらが20ユーロメニュー、キアンティの寿司 (タルタル:生だから寿司なんやだろうけど、刺身が適当かな?)キアンティのマグロ (これは豚、ホントにツナみたい)、ミートローフ(オレンジソースと相性グ~♥)、アリスタ(豚の背肉)の4種類。

そしてトスカーナ定番の白いんげん豆の付け合わせもあり、2人で食べても良いくらいのボリューム!

最後の〆は美味しいカッフェ、カッフェオーダーすると素朴なスポンジ菓子のオマケつき+2ユーロ。

そしてここは店員さんも下ネタ好きのおっさんから、入れ墨たっぷりのイケメンまでバラエティーに富み(笑)、お客さんとおしゃべりしたり、パフォーマンスをしたり、そんなのもとても楽しいお店ですよ。

基本情報

Dario Cecchini
Via XX Luglio, 11 50022 Panzano in Chianti (FI)
tel. +39 055 852020
12月25日以外、毎日営業、ただし
DARIO DOC メニューは月~土のランチ・12:00-15:00(予約不可)
SOLOCICCIAメニューは毎日ランチ・13:00-、ディナー19:00-21:00(要予約)
OFFICINAメニューは毎日ランチ・13:00-、ディナー20:00-(要予約)

【行き方】パンツァーノは フィレンツェからは直通バスで1時間10分 (時刻表は こちら )、ワイナリー訪問やジュリエッタのB&B・料理教室などと組み合わせても良いですね。

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