ばーちゃんは残念ながらもういませんが、オルチャ渓谷のばーちゃん村にはクリスマスに行ってきました。今回の滞在は長めだったので、モンテプルチャーノのクリスマス市に行ったり、義妹の住む町へ行ったり。そして家族でピエンツァも・・・クリスマスに滞在するお客様もいたし、久しぶりにいつもお世話になっているピエンツァのアグリツーリズモへクリスマスのご挨拶にも。というか、一番の目的はコレだったんですけどね・・・
ルチャーノおじさんのハム!!ここは昔ながらの農家なので、ワインとオイルの他にも豚、鶏、羊などを飼っています。市販するほどの規模じゃなく、ここの宿泊者の方や、直接買いに来る人だけに、生ハム、サルシッチャ、サラミ、パンチェッタ、卵などを提供しています。どれも皆美味しいのだけど、ほんっと美味しかったのが生ハム。生ハムって一般的には豚の太ももの肉を使うのですが、ルチャーノの生ハムはフィレやロース。脂身もそれほど多くなく、上品な塩加減で、市販品ではなかなか同じものはありません。なんだか次男と意気投合してしゃべりまくる2人。まさにおじいちゃんと孫(笑)。
豚肉の加工品を作るのは12月。豚の命をちょうだいして、解体し、せっせと仕込みにかかるルチャーノおじさん(一昨年はタイミングよくお客様もパンチェッタづくりを見学されました)。できたものは、こうして地下室=ルチャーノの秘密基地で保存されています・・・ハムやサラミ、ワインが好きな人では悶絶物の空間です。アグリに宿泊の方は、時間が合えば生産品の試飲・試食を無料でしてもらえます~試飲・試食レベルでなく、日本人の方ならこれが1食分になるくらい、ちょっと申し訳なくなるくらいがっつりサービスしてくれますよ~結局私たちもいろいろ試飲&試食しちゃって、生ハムだけのはずが、サラミ、サルシッチャ、ヴィンサントまで買ってしまいました。ルチャーノったら商売上手なんだから(笑)。
で、このサルシッチャ・・・生で食べられるんです!もちろん、豚肉で作ったサルシッチャです。豚肉を生で・・・て、いくらスパイスがたくさん入っているとしても、市販のものは怖くて生では食べません。これはもちろん生産者さんのことを知っていて、生産者さんから「生で食べられるよ~」って言ってもらったから。トスカーナでは結構サルシッチャ生で食べますが、それは皆さん、信頼できる生産者さん・肉屋さんがいるからこそ。基本的に生肉が好きな私、もー、ヤバ旨。そして私の血をひいてるのか?息子2人も生サルシッチャを気に入ってしまい、アホほど食べてしまいました💦これはオルチャへ行くごとに、ルチャーノのところ買いに行かないとなぁ~。