ヨーロッパの町に欠かせないのが、広場。町のシンボルでもあり、憩いの場所でもある広場、トスカーナではフィレンツェのシニョーリア広場やシエナのカンポ広島、ピサの奇跡の広場(ドゥオモ広場)などが有名ですね。この記事では、決して有名ではないけれど、その村の顔となる美しい広場の数々を紹介します(あくまで私の独断ですが・笑)。村の詳細は、タイトルをクリックしてご覧ください!
カパルビオ、マジェンダ広場
マレンマ地方、海よりの小さな村・カパルビオ。私は15年前に一度行ったのですが、この広場が強烈に印象に残っていて、2016年に再訪したほど。とにかく周りの石造りの建物、テラス、花、階段・・・全てが可愛くて調和している素敵な広場。この一辺は城塞に面しており、そこから階段を上って城塞からパノラマを見て、一部を歩くことができます。
モンテメラーノ、カステッロ広場
こちらも同じくマレンマ地方、カパルビオよりも内陸寄り・サトゥルニア温泉にほど近い、モンテメラーノ。本当に小さな村ですが、「イタリアの美しい村」にも選ばれているほど、絵本の中に入り込んだような佇まいです。アーチを抜けて、この広場が見えてくる瞬間のワクワク感がたまりません。
ソヴァーナ、プレトリオ広場
マレンマ地方3つ目は、凝灰岩の村であり、こちらも「イタリアの美しい村」に選ばれているソヴァーナ。モンテメラーノよりも更に小さいソヴァーナですが、このプレトリオ広場は大きく、過去の執政官の館や文書資料館など、歴史的な建物に囲まれています。正面に見える文書資料館は、現在、郵便局として使われているんですよ。
ラディコーファニ、サン・ピエートロ広場
こちらは世界遺産・オルチャ渓谷の一番南にあるラディコーファニ。村自体もオルチャ渓谷内で一番高い位置にあり、更に高みにたつ要塞の塔は960mで、そこからオルチャ渓谷の絶景を見ることができます。ここは村の一番の見所である教会前の広場。前にバール(カフェ)があり、いつも人で賑わっています。
ロッカ・ドルチャ、チステルナ広場
こちらもオルチャ渓谷、ロッカ・ドルチャの中心の広場です。真ん中にあるのが古い井戸で、そこからチステルナ(井戸)広場と名前がついています。ここにあるのがマルタのB&B兼レストランで、オルチャ渓谷の周遊の拠点としても便利な可愛い宿です。
バーニョ・ヴィニョーニ、ソルジェンティ広場
ロッカ・ドルチャからほど近い小さな村、バーニョ・ヴィニョーニ。ここも小さな村ですが、中心にはド―――ン!と中世の浴場が!今でも源泉がポコポコ湧きだしているので、広場の名前はソルジェンティ(源泉)。ここでは現在は入浴できませんが、村を通る温泉路で足湯、そこから下に流れた場所に天然温泉があります。ただし長い温泉路を通ってくるので、湯音はかなり低目です!
コルトーナ、レプッブリカ広場
アレッツォ県の人気の小さな村、コルトーナ。その中心の広場は階段と時計が印象的な市庁舎、そしてショップやバールに囲まれています。ほどよく活気があり、ほどよく落ち着いた広場は、いつ来ても長居したくなります。
グレーヴェ・イン・キアンティ、ジャコモ・マテオッティ広場
三角形の頂点には教会、底辺にあるのは市庁舎。そして柱廊が並ぶ2辺にはレストランやバーㇽ、エノテカや雑貨屋さんが並んでいます。小腹がすいたら、サラミをおつまみにキアンティ・ワインを一杯!がいいですね。
カンピリア・マリッティマ、レプッブリカ広場
リヴォルノ県の海に近い小さな村、カンピリア・マリッティマ。勾配のある村の中心にあるのが、明るめの石造りの建物に囲まれた三角形のレプッブリカ広場。バールやエディーコラ(キオスク)が並び、地元住民の普段の生活が流れます。
モンテリッジョー二、ローマ広場
フィレンツェーシエナの幹線道路からぽっこり浮かんで見えるのが、360度城壁に囲まれたモンテリッジョー二。フランカ門から入ってすぐが、教会と古い井戸があるローマ広場です。有名な中世祭りでは、ショーが絶えず行われています。
お気に入りの場所となる素敵な広場を、皆さんも旅行先で見つけてみて下さいね。