アレッツォ県の小さな村・モンテルキ、ピエロの「出産の聖母」を見に行こう

ピエロ・デッラ・フランチェスカの名作「出産の聖母」は、彼の故郷であるサンセポルクロからバスで約20分の小さな村・モンテルキにあります。バス停は県道沿いにあり、旧市街はそこから徒歩10分くらい上ったところ。伝説ではローマ神話のエルコレによって建設されたことから「エルコレの山」と呼ばれ、そこから現在の名前になったと言われています。現在残っている城塞は中世のもので、1917年の大地震にも持ちこたえました。

旧市街は目立ったものは何もないのですが、ピエロ・デッラ・フランチェスカファンは絶対はずせない村。標識に沿って歩くと、目の前に現れるのがその名も「出産の聖母博物館」、下の写真右端に写っている以前は学校だった建物で、まさに展示は「出産の聖母」だけのミュージアムがあるのです。現在は作品解説のビデオルーム、作品の部屋、ワークショップなどが行われる部屋、ブックショップがありますが、アンギアーリ老舗生地メーカー・BUSATTI社がスポンサーとなり、展示ルート整備のための内部改装プロジェクトが進んでいるそうですよ。

「出産の聖母」は、1450~65年頃の作品とされていますが、1459年に母の故郷であるこの地をピエロが訪れた際に描かれたのでは?と推測されています。このフレスコ画は旧市街外のサンタ・マリア・ディ・モメンターナ礼拝堂に描かれたものですが、1785年、そこに市の墓地を建設するに際して移動され、1911年まではその存在が知られていなかったという逸話が残っています。その後、いったんサンセポルクロに移動したりしながらも、現在は元々作品のあったモンテルキの、現在の場所に置かれることになったようです。

作品の写真撮影は禁止なので、「出産の聖母」や村の様子は動画でどうぞ!

博物館を出たら、ピンクの建物のアーチから旧市街へ入りましょう。モンテルキは、穏やかな空気が流れる本当にのんびりとした村。訪れる観光客の大半は「出産の聖母」目当てかと思いますが、ピンクの門を入ってすぐ右手にある「量りの博物館」は、出産の聖母博物館との共通パスもあり、結構面白いので、時間のある方はこちらもどうぞ足を運んでみては。あとは帰りのバスの時間まで、ゆっくり村を散策してみてくださいね。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

Musei Civici Madonna del Parto
Via della Reglia, 1, 52035 Monterchi AR
Tel: +39-0575-70713

【行き方】
アレッツォ駅前(駅を背に広場を出て、左斜め前)バスターミナルからTiemme社の直通バスSI381番で1時間。バスの時刻表:アレッツォ→モンテルモンテルキモンテルキ→アレッツォ。バスについてはこちらをご覧ください。バス停からは丘の上に見える旧市街を上って行って標識に従っていくと、記事内の写真の場所に出ます。
同じ路線にはピエロの故郷で作品も多く残るサンセポルクロイタリアの最も美しい村にも選ばれているアンギアーリがあります。2カ所ならフィレンツェから電車バスを乗り継いで日帰りで、3カ所ならアレッツォ発着でバスで、あるいは効率的にハイヤーで行くことをおススメします。電車についてはこちら、ハイヤーについてはこちらサンセポルクロとセットでのフィレンツェ発着ハイヤーツアーはこちらをご覧ください。

 

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「フィレンツェから日帰りで行ける!トスカーナの小さな村10選」はこちらから

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