サント・スピリト通り、スパーダ通り、ネーリ通り、トスカネッラ通り、ディ・コンティ通り、ポルタ・ロッサ通り、アルビツィ通り、サン・ヤコポ通り、ピエトラ・ピアーナ通りに続く、フィレンツェの素敵な通りシリーズ第10段(!)は、でサン・フレディアーノ通りです。
地図でわかるように、アルノ川の向こう側。今までもサント・スピリト通り、トスカネッラ通り、サン・ヤコポ通りを紹介してきましたが、今回のサン・フレディアーノ通りは一番西側の歴史的地区の端っこになります。というのも、その通りの一番西はサン・フレディアーノ門がどどん!と構えています。
フィレンツェにもかつて町を囲む壁があり、主要な場所にはこのように門があったのですが、今も壁が残っているのはアルノ川を越えた地区の一部のみ。幸い門はほとんどの場所で残っており、おそらく私も全部見たと思うのですが、一番立派なののがこのサン・フレディアーノ門だと思います。建設はフィレンツェの町が拡張した14世紀、1332年~1334年頃の完成。重厚な門や馬を縛っておく鉄製の輪は、全てオリジナル!今でもかなり立派ですが、これでも16世紀に入って武器の変化により低く改築されたそうです。
上の写真はサン・フレディアーノ門から旧市街に入って、後ろを振り返ったところ。門の大きさがよく分かるのではないでしょうか?もともと観光客はほとんどいない下町地区ですが、コロナ規制の今はお店の多くが閉まり、人通りもまばら・・・ほんとなら、もっと住民の活気があふれているはず。
なんかオサレなエノテカ?も、クローズ・・・イエローゾーンだから18時までは営業可能ですし、デリバリーもできますが、割に合わないと休業しているところも多いです。
さすがにお肉屋さんは開いていました。地元民が行くところですもんね。
レトロなお店が並びます。
そして、なんか聞いたことのあるお店・・・と思ったら、ピッツェリア・ダ・ゲラルド!友人が「フィレンツェで一番美味しいピッツェリア」と言っていたところです。残念ながらこちらもテイクアウト・デリバリーのみで、時間的にも早かったので相手もいませんでした。うー、一度食べてみたい。
そしてカルミネ広場も通ります。
これから先は観光客も来るエリアなので、いろんなお店やホテルもあります。昨日紹介したビストロ La Cite’、最後にナザリオ・サウロ広場まで出ると、ちょうど角には私も良く買う洋服店Vincent Croce、左に曲がるとすぐ、ここも私が良く買う靴のアウトレOtisopse があります。
そのまままっすぐ行くと、その先は以前に紹介したサント・スピリト通りになりますよ。
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