小さな村に行きたい!という方はとても多いのですが、ツアーではなかなか入っておらず、自分たちで行くのもハードルが高い・・・という方が少なからずいらっしゃると思います。そんな方におススメの公共機関で簡単に行ける小さな村シリーズ、まずはフィレンツェ発着の場合、その中でも、電車1本またはバス1本で簡単に行ける小さな村を5つ挙げてみました。なので、初めの一歩が踏み出せなかった方がまずチャレンジするのにちょうど良いです。気になる村が見つかれば、タイトルの村の名前をクリックして当サイト内の該当記事から、詳しい情報・行き方を参考にして、ぜひ行ってみて下さい。それでもやっぱりちょっと不安💦という方は、通訳アテンド同行で安心!電車&バスで行くワンデイトリップをご検討くださいね。
フィエーゾレ:フィレンツェ市バスで終点へ、高台からフィレンツェ全景を臨む
フィレンツェSMN駅前から、市バス7番で終点下車、約30分。始発&終点なので、迷いようがないくらい簡単です!フィレンツェの町全体の眺望あり、広場にあるドゥオモや坂を上った先にあるサン・フランチェスコ修道院、ローマ劇場などの遺跡と博物館が見どころです。
グレーヴェ・イン・キアンティ:黒鶏の赤ワイン、キアンティ・クラッシコの里
ワイン好きにはたまらないキアンティ・クラッシコの里は、フィレンツェからバスで1本。大きな広場の両脇の柱廊にはレストランや雑貨・ジュエリーショップ、サラミなどをつまんで飲める肉屋など、いろいろ楽しい。バスが通る道を挟んで向こう側には、大きなエノテカがあるのでワイン好きはパスを購入してお気に入りをグラスで飲みまくるのも!エノテカでなく、ワイナリー訪問希望の方は こちら がおススメ。グレーヴェから車で5分ほどの小さな集落・モンテフィオラッレにあるんですが、グレーヴェのバス停まで車送迎してくれますし、ワイナリー訪問&テイスティングだけでなく絶景と小さな村歩きが楽しめますよ。
コッレ・ヴァル・デルザ:エレベーターで旧市街へ!穴場の小さな村
こちらはフィレンツェからバスでシエナ行き(鈍行)で一本。新市街を少し歩き、エレベーターで旧市街に行けます。観光客はほとんどおらず、のどかな雰囲気。旧市街は縦に長くて結構広く、奥には要塞が、また新市街には特産であるクリスタルのミュージアムもありますよ(2020年2月現在、リニューアルのため閉鎖。旧市街に一時的な展示室あり)。
スカルペリア:ナイフ産業とサーキットで有名な「イタリアの美しい村」
フィレンツェ駅前のバスターミナルから、北へ約1時間。おそらくバイクレースファンの方には有名?なスカルペリーアがあります(郊外にバイクレースのサーキットがあり、ムジェッロ・グランプリが開催されます)。この村のもう1つの有名なものは、ナイフ産業で、元市役所でもあるヴィカーリオ宮は現在ナイフ博物館となっています。
サン・ジョヴァンニ・ヴァルダルノ:フラ・アンジェリコの作品もある、マザッチョの故郷
中世の建築家、アルノルフォ・ディ・カンビオがフィレンツェ共和国の命で計画した町。ちょうどフィレンツェ県からアレッツォ県にはいってすぐで、電車でたった30分で行くことができます。見どころは大聖堂と、大聖堂博物館にあるフラ・アンジェリコの「最後の晩餐」。また初期ルネサンスのマザッチョはこの村の出身で、今でも生家が残っています。外国人観光客はハイシーズンでもほとんどおらず、地元民の生活感が漂っていますよ。
小さな村デビューはどの村へ?
それでもやっぱり難しそう、という方は・・・
ツアーでしか旅行したことない方やあるいは大都市一カ所だけの旅行しかしたことない方にはきっと「小さな町・村」に個人でバスや電車で行くのは、ハードルが高く思えると思います、しかし、今回ご紹介した5つは電車でも1本、バスでも1本!また、困ってる時に教えてくれる人がいて思い出に残る出会いがあったり、ちょっとした冒険気分で旅の醍醐味を味わえますよ。電車の乗り方はこちら、バスの乗り方はこちらにも紹介していますので、ちょっとだけ勇気を出して、ぜひ「小さな村デビュー」してみて下さいね。
また、フィレンツェから「乗り換え1回」で行ける小さな村
シエナから行ける小さな村
アレッツォから行ける小さな村
もこちらで紹介しています。